Meta Platformsは米国時間2月4日、仮想現実(VR)におけるハラスメント防止策の一環として、VR体験プラットフォーム「Horizon」に個人の境界線「Personal Boundary」を設けると発表した。
このシステムは、ユーザー同士の交流を主眼とする「Horizon Worlds」と、イベントの配信と視聴に使われる「Horizon Venues」に導入されるもので、ユーザーのアバターの周囲に目には見えない個人的空間のバブルを作る。これにより、ユーザーは他者との間に約4フィート(約1.2m)の距離があるように感じられ、望まない交流を回避しやすくなる。
Metaの説明によると、あるユーザーのアバターが他者の至近距離まで近づこうとしても、システムがそのアバターの接近を止めるという。これまでも、アバターの手が他者の個人的空間に入ると消えるようになっていた。アバター同士は、これまでのように腕を伸ばせばハイタッチやグータッチをすることは可能だが、望まれない接触ははるかに難しくなるはずだ。
Personal Boundaryはデフォルトで常に有効になるとMetaは述べた。将来的には、ユーザーが境界線として設ける距離を変更できるようにするなど、新たなユーザー権限の追加を検討する可能性もあるとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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