CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント領域を取材している佐藤が担当。今回は1月22日と23日の2日間、東京ガーデンシアターにて開催されたイベント「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 UNIT LIVE & FAN MEETING vol.4 R3BIRTH ~First DELIGHT~」における、DAY2にあたる23日公演の模様をお届けする。
ラブライブ!は、「みんなで叶える物語」をキーワードとして、オールメディアで展開しているスクールアイドルプロジェクト。そのシリーズのひとつとして、2017年から「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」(ニジガク)が活動を開始。スマートフォン向けゲームアプリ「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」(スクスタ)や、TVアニメなどで物語を展開している。東京・お台場にある虹ヶ咲学園を舞台に、ソロ活動をコンセプトとして活動している姿が描かれている。
ラブライブ!シリーズではグループ内でユニットを結成し、楽曲のリリースやイベントなども開催している。ニジガクでは「DiverDiva」、「QU4RTZ」(※読み方は「クォーツ」)、「A・ZU・NA」、「R3BIRTH」(※読み方は「リバース」)という4つのユニットが存在。2021年9月から「UNIT LIVE & FAN MEETING」と題し、各ユニットによるトーク&ライブイベントを行っている。すでに3ユニットは開催されており、R3BIRTHは最後に行われる形となった。
出演したのは、三船栞子役の小泉萌香さん、ミア・テイラー役の内田 秀さん、鐘 嵐珠(ショウ・ランジュ)役の法元明菜さん。ちなみにR3BIRTHはニジガクの展開初期からではなく、スクスタの展開にあわせて新たに加入したメンバーで構成。R3BIRTHとしてのイベントが初めてということもさることながら、内田さんと法元さんは2021年末に行われたカウントダウンライブで、ラブライブ!シリーズのライブイベントに初出演を果たしたばかりでもあり、ユニット楽曲のライブ披露も初めてとなるなど、フレッシュさを感じられるステージとなった。
なお公演は、新型コロナウイルス感染対策ならびに音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインに沿う形での有観客開催となり、発声をともなう声援は控えることとなっていた。そのため曲中の盛り上げやメンバーからの問いかけ、コール&レスポンスについては、拍手を送ったりコンサートライトを振る形で応えていた。あわせて、公演の模様はオンラインでの有料生配信も実施。Twitterでも視聴者のコメントで盛り上がっていた。
この公演では会場を“オダイバフェアリーアイランド”と名付けており、来場者は“妖精さん”という形に。また、ステージでは宝箱に宝石などの宝飾品をイメージしたセットが組まれ、メンバーの名前とともに妖精が描かれるなど、ファンタジーの世界観を表現していた。
メンバーによるナレーションや注意事項のアナウンスを経て、3人がメンバーの紹介映像とともに、それぞれがメンバーの個性を表すような個別衣装とまとって登場。そしてユニット曲「MONSTER GIRLS」のショートバージョンからスタートした。
ラブライブ!シリーズでは、スクリーンにメンバーたちが歌い踊る映像を流しつつ、キャストも一緒に歌い踊ることで、作品とシンクロした世界を体感できるシンクロパフォーマンスが特徴。スクリーンに映し出されたスクスタのライブMVを背景に、3人もパフォーマンス。歌詞に日本語、英語、中国語が織りませられたR3BIRTHならではの楽曲で、クールさを醸し出すダンスナンバーで、冒頭から盛り上がっていた。
歌い終わったあとの自己紹介とコール&レスポンスでは、ミアとランジュのコール&レスポンスが初めてということもあり、内田さんと法元さんがレクチャーをしつつ、場内では拍手やコンサートライトを振る形で応えていた。また公演日は、メンバーの中須かすみの誕生日ということもあり、大きな拍手でお祝いに華を添えていた。
トークパートでは、まずR3BIRTHの新曲制作が決定したことを告知。そして、歌ってほしい楽曲について考えるコーナーとなっていた。まずは、他のニジガクメンバーから寄せられた要望をもとにトークを展開した。
R3BIRTHが持つカッコよさをより強調したものやグローバル感のあるもの、動物をイメージしたものなど、さまざまな要望が寄せられるなか、鬼頭明里さん(近江彼方役)から「それぞれの母国語を教えてくれる勉強ソング」、相良茉優さん(中須かすみ役)から「1曲で『日本語版』『英語版』『中国語版』の3パターン作ってほしい」という要望が披露。もともと内田さんは英語、法元さんは中国語が特技という一面を持っており、イベント中はさまざまな場面でそれぞれの言葉をネイティブレベルに聞こえるぐらい流暢に喋ったり、言葉の説明なども行っていた。そんななか、小泉さんは兵庫県出身ということもあってか、話の流れで関西弁を披露する一幕もあった。
村上奈津実さん(宮下 愛役)と久保田未夢さん(朝香果林役)が、キュートな曲を要望したことにちなみ、スタッフから指示されたものと思われる、名前を呼ばれたら振りむいてカワイイ表情をすることに。小泉さんは、スクスタのUR覚醒後イラストである「[清純▽ラブリーモード]三船栞子」(※「▽」はハートマーク)を彷彿とさせる、頬に両手を当てて微笑むポーズを見せる。内田さんはミアをイメージできるような、ワンテンポ置いて笑みを見せ、法元さんはランジュをイメージさせるような投げキッスを披露していた。
また、事前にファンから募集していたアイデアとして、今後R3BIRTHが挑戦してみたいイメージを英単語ひとつが披露され、それをもとにしたトークを展開。そのなかで、告白を意味する「Confession」が披露された際、それぞれの言葉で「大好き」をどう表現するかという話題となった。
内田さんは「I Love You」を挙げつつも、愛情表現を示す英語はさまざまあると語る。小泉さんは日本語としての有名な告白フレーズとして「めっちゃ好きやねん」と関西弁で言うと、場内から拍手が沸き起っていた。また法元さんは、日本でも知られる中国語の「ウォーアイニー」について、好きの度合が「愛してる」ぐらいのかなり強いものであり、学生の愛情表現として使うには恥ずかしいかもしれないと解説していた。
幕間アニメ映像となるミニドラマでは、ニジガクの各ユニットライブのステージを、R3BIRTHがお手伝いする内容の前編が上映。そしてここからライブパートへ移っていった。
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