Googleは米国時間1月5日、2022年のビジョンを「CES 2022」で発表し、「Chrome OS」「Matter」「Windows」「Wear OS」を搭載するデバイスと、「Android」との連携をさらに深める計画を明らかにした。
その一環として、「Fast Pair」機能をより幅広いデバイスに拡大する。これは2017年に初めて披露された機能で、ウェアラブル機器、ヘッドホン、スピーカーなどとのペアリング設定や素早い接続を可能にするものだ。Googleでマルチデバイスエクスペリエンス担当バイスプレジデントを務めるErik Kay氏は発表の中で、このFast Pairの機能をテレビやスマートホームデバイスにまで拡大すべく取り組んでいることを明らかにした。
それによると、まず「Chromebook」向けの改良が行われ、Fast Pair対応ヘッドホンを検出してペアリングする作業をChromebookからワンクリックでできるようになるという。また、今後数カ月のうちに、新たに購入したMatter対応スマートホームデバイスを、Fast Pairを使ってホームネットワークや「Google Home」などのアプリに接続できるようになる。さらに、ヘッドホンを「Google TV」OSや「Android TV」OS搭載のデバイスに接続可能になる予定だ。
2022年内には、Chromebookの新規設定の際にFast Pairを用いて、Googleへのログイン情報やWi-Fiパスワードといった保存済みの情報を即座に適用できるようになる。
また、Android搭載のスマートフォンをWindows PCに接続して、Bluetoothアクセサリーの設定、テキストメッセージの同期、ニアバイシェア機能でのファイル共有を行うことも可能になる。Fast PairをサポートするPCは、まずはAcerとHPから2022年内にリリースされる予定だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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