英領ジブラルタル、世界初の仮想通貨ハブ化に向けた動き

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年12月28日 07時44分

 かつてはタックスヘイブン(租税回避地)とみなされていたジブラルタルが、仮想通貨取引の世界的ハブとして新たに始動しようとしている。

ビットコインのロゴ
提供:Getty Images

 英国海外領土のジブラルタルでは現在、ブロックチェーン企業Valereumによるジブラルタル証券取引所の買収提案の審査が進められている。この買収が成立すれば、ジブラルタルは従来型の債券とともにビットコインやドージコインを取引するプラットフォームとして機能できるようになると、The Guardianは報じている。

 同報道によると、ジブラルタルが、仮想通貨という多大な注目を集める市場の中心になるというのが最良のシナリオで、逆にイメージが悪化して外交制裁を受ける恐れがあるというのが最悪のシナリオだという。

 これは過去2年間に、ビットコインやイーサリアムをはじめとする多くの仮想通貨の価値が急騰する中で、仮想通貨に対する注目とその影響が高まっていることを示す多くの兆候の1つにすぎない。最近では、米テレビ番組「Saturday Night Live」でドージコインについて語ったElon Musk氏や、自身の決済企業の社名をSquareからBlockに変えたJack Dorsey氏といった著名人の発言や行動をきっかけに、一般消費者が仮想通貨に関心を示すようになっている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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