Tesla車に愉快で実用的な新機能を追加するワイヤレスアップデートは、TeslaとElon Musk氏にとっては年末の恒例イベントだ。Teslaは米国時間12月24日、自動的に死角をカバーするヒョンデ車のカメラのような新機能や、進化したナビゲーションなどに加えて、既存機能の改良という範疇をはるかに上回るアップデートを発表した。また、走行中もゲームができる機能「Passenger Play」に関して調査を受けているものの、今回の「v11.0」で「Tesla Arcade」用に「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「Sudoku」「The Battle of Polytopia」などのゲームを新しく追加した。これ以外に、Teslaユーザーでなくても利用できる機能も追加している。
その1つである「Tesla Light Show」は、お気に入りの曲を流す際に、オーディオシステムと同期してライトを点滅させられる機能だ。Teslaは、ユーザーがコンピューターで独自の車両用ライトショーを作成できるオープンソースの無料ソフトウェア「xLights」を公開した。作成したファイルは、USBドライブを使用して対応するTesla車両にアップロードできる。つまり、xLightsを使ってTesla車以外の車のライトショーを設計することはできないが、友人やクライアントの車のために独自の音と光のパフォーマンスを作成することはできる。
Teslaが発表したv11.0のその他の内容としては、「Model 3」「Model Y」および「Intel Atom」プロセッサーを搭載したレガシーモデルの「Model S」と「Model X」が、最新のModel S、Model Xと同様のユーザーインターフェイス(UI)に更新されるというものもある。このUIは、ダークモードやカスタマイズ可能なアプリランチャー、合理化されたコントロールメニューなどを搭載している。
キャビンの状態と空調システムの設定に基づいて作動する自動フロントシートヒーターなど、寒冷地に住む人のための新機能も追加されている。Teslaによると、この機能はTeslaのアプリか車両中央のコントロールパネルで操作でき、低充電状態でも利用可能だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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