Appleが「フォートナイト」の開発元Epic Gamesとの裁判で新たな勝利を収めた。米第9巡回区控訴裁判所は米国時間12月8日、Appleが運営する「App Store」でアプリ開発者が利用できる課金方法の変更を同社に求めていた米連邦地方裁判所判事の命令について、発効の延期を支持する判断を示した。
「Appleは少なくとも、自らの控訴の内容が重大な問題を提起していることを示した」と、控訴裁判所の2人の判事は記している。
今回の判断に先立ち、両社はAppleがApp Storeに対してどれほどの支配力を持つべきかをめぐり、それぞれの主張を記した法的書類を相次いで提出していた。Epicはカリフォルニア州連邦地方裁判所に訴えを起こし、開発者が「iPhone」や「iPad」のユーザーにアプリを提供する方法、および顧客に課金する方法の両方において、Appleがアプリ開発者により大きな自由を与えるべきだと主張していたが、この訴えは認められなかった。
命令発効の延期を求めるAppleの主張が通っていなければ、Appleはゲームのライフを増やしたり、ゲーム内キャラクターの見た目を変えたりするために課金しようとするユーザーが、Appleのアプリ内課金システムを利用せずに開発者に直接代金を支払うことを認めるよう強制されていたはずだ。Appleの課金サービスは、アプリ内でのデジタルアイテムの購入に対して最大30%の手数料を開発者に課している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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