Appleは、「設定」アプリに「iPhoneの部品と修理履歴」という新しいセクションを追加する。同社は、ユーザーが自分で端末を修理するためのプログラムの提供に向けて準備を進めており、このセクションは、さらなる情報をユーザーに提供することを目的としている。
米国時間12月7日に公開されたサポート文書を、MacRumorsがいち早く発見した。その文書の中でAppleは、「iOS 15.2」以降を搭載するiPhoneでは、バッテリー、ディスプレイ、カメラなどの交換履歴があるかどうかを確認できるとしている。iOS 15.2は、iPhone向けOSの次期バージョンで、12月中にリリースされる見込みだ。
同社は11月、新たなプログラム「Self Service Repair」を2022年に提供開始することを明らかにした。一般ユーザーが純正部品をAppleから購入して、自宅で修理できるようにする。Appleは、修理マニュアルをオンラインに公開して、ツール類についても正規修理業者への販売価格と同じ金額でユーザーに提供するとしていた。このプログラムは、Appleにとって大きな方針転換だ。同社はこれまで、部品、修理マニュアル、診断および調整用アプリの利用を、同社の認定修理プログラムに参加する業者に限定していた。
新しい「部品と修理履歴」セクションに表示される情報は、所有するiPhoneモデルによって異なる。iPhone XR、XS、XS Max以降では、バッテリーの交換履歴があるかどうかを確認できる。iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13の各モデルでは、バッテリーまたはディスプレイの交換履歴があるかどうかを確認できる。iPhone 12とiPhone 13の各モデルでは、カメラの交換履歴も確認できる。
Appleによると、修理サービス時にApple純正の部品やツールが使われた場合は、その部品名の横に「Apple純正部品」と表示されるという。また、部品名をタップすれば修理サービスの実施日などの情報が表示される。非純正部品と交換されている場合、過去に別のiPhoneに使用または取り付けられていたことがある場合、正常に機能していない場合は、「不明な部品」と表示されるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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