最古のWikipedia編集画面、NFTとして競売に

Bree Fowler (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年12月06日 13時32分

 インターネット初期の歴史の一部を、最新のテクノロジーで所有するチャンスだ。

Wikipediaのマーク
Wikipediaの歴史を所有するチャンスがやってきた。
提供:Wikimedia Foundation

 オークションハウスのChristie'sは、Wikipedia創設者のJimmy Wales氏が20年以上前に送信した、「Hello, World!」の文言を含む最初のWikipedia編集画面を、NFT(非​代替性トークン)として競売にかけている。

 オークションは米国時間12月3日~15日までで、Wales氏が編集に使用したストロベリーカラーの「iMac」コンピューターも同時に競売にかけられている。

 NFTの売却益は、寄付のみで広告なしのソーシャルメディアプラットフォームを目指すWales氏の取り組み「WT.Social」や、さまざまな慈善活動への支援に使われるとChristie'sは説明している。

 NFTはまだ比較的新しい現象で、音楽やアート、さらにはブロックチェーンで真贋を保証されたツイートまでを対象とする独立したデジタル資産だ。2021年はあらゆる種類のNFTが買い手からも売り手からも関心を集め、数千ドルから数千万ドルで取引されることもあった。9月には、Sotheby'sのオークションで類人猿の漫画のNFTが2440万ドル(約27億5000万円)で落札された。

 Wikipediaの精神にのっとり、NFTの最終的な所有者はいつでも画面を編集でき、元の内容に戻すこともできるとChristie'sは説明している。

 Wikipediaは2001年1月1日にスタートし、以来インターネットで最大の情報リポジトリーの1つとして640万以上の記事を有している。300以上の言語で公開されており、数千人のボランティアによって編集されている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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