「アイマス シンデレラガールズ」10周年ツアー千葉公演で見た“新たな可能性を感じるステージ”

佐藤和也 (編集部)2021年12月04日 09時30分

 CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント関連も取材している佐藤が担当。今回は11月27日と28日に、千葉県にある幕張メッセ イベントホールにて行われたイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! Celebration Land」の模様をお届けする。

ソーシャルゲームから始まった、シンデレラガールズ10周年の記念日にかかるライブツアーの千葉公演が、有観客で行われた
ソーシャルゲームから始まった、シンデレラガールズ10周年の記念日にかかるライブツアーの千葉公演が、有観客で行われた

 これは、バンダイナムコエンターテインメントがソーシャルゲームを基点として多方面に展開している「アイドルマスター シンデレラガールズ」をテーマに、同作に登場するアイドルの声を担当しているキャスト陣が出演するライブイベント。この11月で10周年を迎えることを記念し、福岡、千葉、愛知、沖縄の全国4カ所をめぐるライブツアーが組まれた。すでに福岡公演が行われており、千葉公演は2公演目となる。

 公演に両日とも出演したのは大橋彩香さん(島村卯月役)、朝井彩加さん(早坂美玲役)、五十嵐裕美さん(双葉杏役)、立花理香さん(小早川紗枝役)、三宅麻理恵さん(安部菜々役)、青木瑠璃子さん(多田李衣菜役)、嘉山未紗さん(脇山珠美役)、小市眞琴さん(結城晴役)、長島光那さん(上条春菜役)、松井恵理子さん(神谷奈緒役)、森下来奈さん(鷹富士茄子役)、神谷早矢佳さん(南条光役)、花井美春さん(村上巴役)、松嵜麗さん(諸星きらり役)、安野希世乃さん(木村夏樹役)、佳村はるかさん(城ヶ崎美嘉役)、和氣あず未さん(片桐早苗役)。加えて、1日目はM・A・Oさん(鷺沢文香役)、2日目は安齋由香里さん(西園寺琴歌役)、井上ほの花さん(浅利七海役)、二ノ宮ゆいさん(八神マキノ役)も参加した。

 場内では新型コロナウイルスの影響と感染拡大防止の観点から、発声をともなう歓声やコールなどは控える形となっていたが、集まった“プロデューサーさん”(※アイドルマスターシリーズのファンのこと)は、キャストからの問いかけやパフォーマンスに対しては、拍手を送ったりコンサートライトを振って応えていた。また、アソビストア内「ASOBISTAGE」によるオンライン中継もあわせて実施。そこで投稿されたコメントが、トークパートではセットのスクリーンに映し出されるという連動要素も用いられた。

 この公演では、2日目にあたる11月28日がシンデレラガールズ10周年の記念日にあたることから、ライブタイトルにある「Celebration」が意味する“お祝い”“祝祭”がイメージされるような雰囲気でステージが進行。両日ともに26曲ずつが披露された。

 1日目は、新衣装「シンデレラ・コレクション」をまとった18人そろっての「Yes! Party Time!!」からスタート。10周年記念の前夜祭パーティはここから始まるといわんばかりのノリノリなダンスナンバーで、間奏には恒例にもなっているウェーブも行われるなど、場内のテンションを高めていった。

「Yes! Party Time!!」
「Yes! Party Time!!」
「Yes! Party Time!!」
「Yes! Party Time!!」

 以降もソロ曲や、複数人によるユニット曲が披露。これまで長く歌われ続けている楽曲からライブ初披露となるものまで幅広く、さらに楽曲のオリジナルメンバーではなくても、さまざまなメンバーの組み合わせでのステージも展開された。

 ソロ曲のなかで、序盤で歌われた佳村さんによる「TOKIMEKIエスカレート」は美嘉の最初のソロ曲として、これまで数多く披露されてきたなかで、ラストにある「TOKIMEKI」のコールは、声を出せない場内のプロデューサーさんに代わって、出演メンバーがコールを吹き込んだものが流れ、この状況だからこその演出となった。また、中盤で披露された長島さんによる「春恋フレーム」や、森下さんによる「初夢をあなたと」は、ともに1月に行われた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Broadcast & LIVE Happy New Yell !!!」以来2度目の披露となったが、このときは無観客でのオンラインライブとなっていたため、後のトークのなかでプロデューサーさんの前で歌えたことに感激したことを語っていた。

 ユニット曲では、参加メンバーに合わせてセリフなどを変えている曲も見られ、「オタク is LOVE!」(長島さん、松井さん、三宅さん)では、唯一オリジナルメンバーではない長島さんが中心となって、春菜の特徴でもある“メガネ”の愛を伝えるように歌ったほか、途中からは松井さんと三宅さんもメガネをかけて歌う流れに。また、「LET’S GO HAPPY!!」(神谷さん、小市さん、松嵜さん)では、小市さんがボーイッシュな晴を象徴するような「いくぜ」「オレ」という口調で歌詞がアレンジされていたり、神谷さんも特撮やヒーロー好きな光をイメージするようなカッコよさを押し出したものになっており、歌うメンバーが変わると曲のイメージも変わって新たな一面を見せる、それがとても表れていると象徴的なステージとなっていた。

 そして両日ともに披露された「とどけ!アイドル」(立花さん、松井さん、安野さん、和氣さん)、「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」(朝井さん、嘉山さん、長島さん)、「TRUE COLORS」(神谷さん、小市さん、花井さん、森下さん)と、デレステのテーマソングや周年記念曲を、ライブ初参加が近しい時期のメンバーで歌うという光景も見られた。

(1日目)「とどけ!アイドル」(立花さん、松井さん、安野さん、和氣さん)
(1日目)「とどけ!アイドル」(立花さん、松井さん、安野さん、和氣さん)
(1日目)「とどけ!アイドル」(立花さん、松井さん、安野さん、和氣さん)
(1日目)「とどけ!アイドル」(立花さん、松井さん、安野さん、和氣さん)

 トークパートでは、シンデレラガールズ10周年を振り返る思い出話しが中心に。前半の「忘れられないあの出来事」をテーマにしたパートでは、大橋さんがラジオ番組のプレ放送にあたる第0回で、ラジオでは珍しくリハーサルを行ったことや、嘉山さんはあまりキャラクターソングを歌ったことがないなかで臨んだ、初めての楽曲収録「青空エール」でのエピソード、森下さんが初めてのライブ出演となった「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪」でステージに立ったときの光景など、さまざまな“初めて”に関する話題が多く語られていった。

 また、中盤での「忘れられないライブの名場面」では、立花さんが、MC以外では紗枝のイメージを崩さないように立ち振る舞っているものの、アンコール曲の歌唱中で自由に移動していたなか、元の位置に戻るために思わずダッシュしてしまったというエピソードや、安野さんは、サプライズ出演となった「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story」神戸公演について、直談判に近い形で出演したことに触れるなど、今だから言えるようなライブに関する裏話なども飛び出していた。そんななかで三宅さんは、名場面を今作りたいとして、従来は声でのコール&レスポンスとなるウサミンのコールを、場内による拍手と配信視聴者からのコメントで行って、この状況だからこその一体感を生み出すシーンを作っていた。

 1日目の公演で注目されていたこととして、M・A・Oさんの参加があった。かつてCDのリリースイベントに出演した経験はあるものの、大型ライブイベントの参加は今回が初めて。そして中盤に文香のソロ曲「Bright Blue」を披露。この曲がリリースされたのは2015年2月となっており、実に6年越しでのライブ初披露が実現したなかで、M・A・Oさんは終始穏やかな表情で透明感のある歌声が場内に響き渡り、歌い終わったあとは大きな拍手に包まれていた。

「Bright Blue」(M・A・Oさん)
「Bright Blue」(M・A・Oさん)
「Bright Blue」(M・A・Oさん)
「Bright Blue」(M・A・Oさん)

 終盤では、バーニング・バスターズ5人が揃って「Just Us Justice」(神谷さん、嘉山さん、小市さん、長島さん、和氣さん)をライブ初披露。神谷さんをセンターに、スクリーンでは戦隊ヒーロー番組のオープニングさながらの演出を織り交ぜながら、疾走感あふれる楽曲を5人が熱唱した。

「Just Us Justice」(神谷さん、嘉山さん、小市さん、長島さん、和氣さん)
「Just Us Justice」(神谷さん、嘉山さん、小市さん、長島さん、和氣さん)
「Just Us Justice」(神谷さん、嘉山さん、小市さん、長島さん、和氣さん)
「Just Us Justice」(神谷さん、嘉山さん、小市さん、長島さん、和氣さん)

 さらに新曲の「キセキの証」(松井さん、M・A・Oさん)を初披露。後に「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)でのイベント楽曲、第10回シンデレラガール総選挙CDの収録予定曲と明かされるのだが、この段階では告知されておらず、ライブでの大きなサプライズとなっていた。その状況で松井さんとM・A・Oさんの優しい歌声が場内を包み込み、心地よい穏やかな空間を作り出していた。

「キセキの証」(松井さん、M・A・Oさん)
「キセキの証」(松井さん、M・A・Oさん)
「キセキの証」(松井さん、M・A・Oさん)
「キセキの証」(松井さん、M・A・Oさん)

 ソロ・ユニット曲パートの最後には、大橋さんによる卯月のソロ曲「キミのそばでずっと」が歌われた。このパートの最初には、大橋さんによる「はにかみdays」が歌われており、シンデレラガールズのブランドセンターが最初と最後を務める形に。そして「キミのそばでずっと」は、卯月が1位を獲得した第5回シンデレラガール総選挙の上位メンバーで歌われた楽曲。10周年を記念したライブでこの曲が歌われることにグッとくるところでもあり、卯月のイメージカラーであるピンクのコンサートライトがゆっくりと振られるなかで、大橋さんが思いを込めて歌っていた

 このあとは、福岡公演でも披露されていた、10周年記念曲である「EVERLASTING」を披露し、まだまだ続くシンデレラガールズの世界を伝えていた。アンコールを求める拍手と、これまで行われたシンデレラガールズにおけるライブをダイジェストでまとめた映像を上映した後にキャストが再登場。ライブの感想や感謝の言葉がつづられた挨拶を経て、最後はシンデレラガールズ始まりの曲である「お願い!シンデレラ」を歌い、前夜祭といえる1日目を締めくくった。

(1日目)「EVERLASTING」
(1日目)「EVERLASTING」
(1日目)「EVERLASTING」
(1日目)「EVERLASTING」
(1日目)「お願い!シンデレラ」
(1日目)「お願い!シンデレラ」

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