就農の推進に向け東京農業大学 生物産業学部が「YUIME Japan」導入へ

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 一次産業の課題解決プラットフォーム「YUIME Japan」の運営と人材支援サービスを行うYUIMEは11月9日、東京農業大学 生物産業学部 自然資源経営学科において、「YUIME Japan」が2022年春より導入されると発表した。

 
 

 YUIME Japanは、 「お金」「ひと」「もの」「わざ」「売り方」「地域」の6カテゴリーを、さらに細かく4つのサブカテゴリーに分類。全国の農林水産業の従事者から課題を集め、コメンテーターとして参加している100名以上の専門家が一般的な悩みから専門的な課題まで解決しているという。

 編集部によるオリジナルコンテンツやイベントへの参加、人材支援サービスの申し込みなどの機能も搭載する。

 東京農業大学では、新規就農推進フォーラムの開催、就農関連科目の開講、学外農業研修・実習、事後研修の実施など、かねてより就農支援プログラムに力を入れている。

 
 

 しかし、進学する学生の多くは農家の師弟ではなく、実家が非農家である学生が多いという。そこで、新規就農を希望する学生を支援する仕組み作りが大切となっている。

 まったく農業に触れてこなかった学生が就農を目指すとなれば、実習機会を多く設けることが必要となる。

 しかし、講義として農業研修を組むとなると、団体行動が基本となるため、現場までの移動や受け入れ先のキャパシティの点から、大学の実習や演習として取り入れることが難しくなりつつある。特に現在は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きい。

 そこで、一次産業の現場で即戦力として活躍できる人材の育成や、就農率を上げることによる一次産業の活性化を目的として、YUIME Japanの導入を決定。多種多様な農業に触れるきっかけを提供し、大学教育の質の向上を図るとしている。

 
 

 なお、生物産業学部のある北海道オホーツク地域は、機械化による大規模農業が展開される顕著な地域となる。しかし、生物産業学部の学生の90%近くは本州出身者であり、卒業後は80%の学生が実家のある本州で就職するという。

 また、学生が就農を選択する際、農業バイトの経験はあっても、農業経営に携わった経験はなく、農家から経営を教わる機会もないため、就農に踏み出すことをリスクに感じ、農業以外の仕事を選択するというのが現状だ。

 同大学では、YUIME Japanを授業に導入することで、学生が卒業後のキャリアプランとして就農を選択できるよう、一次産業の現場で即戦力として活躍できる人材の育成を目指す。

 具体的には、実務演習という科目の中で、全国の農家から多種多様な営農を学ぶ機会を設けるほか、インターシッププログラムを充実することで、就農のためのプラットフォーム形成を図る。

 さらに、仕事だけでなく、農家としてのライフスタイルをみせることも大切であることから、学生が農家になった際の生活をイメージできるようにサポートしていく。

 加えて、本州の農家から営農や就農に踏み切ったポイント、農業のあるライフスタイルをリアルに学ぶ機会を設けるため、オンラインによる遠隔授業の導入についても構想しているという。

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