Alphabet傘下の自動運転技術企業Waymoがニューヨークにも進出する。同社は米国時間11月3日、車両の配備を4日から開始すると発表した。ソフトウェアがニューヨークの隅々まで把握できるように、人間の運転で市内の街路のマッピングを開始する。Waymoは米CNETの取材に対し、ニューヨークで自動運転車サービスを開始する「当面の計画はない」とした。
具体的には、セントラルパークの南からフィナンシャルディストリクトにかけて、住民や観光客は人間が運転するWaymoの車両を目にすることになる。当初路上を走るのは、特別仕様のミニバン「Chrysler Pacifica」5台だけだが、電気SUV「Jaguar I-PACE」を数台導入する計画もある。
Waymoは、世界のどこにも似た場所のない街に挑戦することに胸を弾ませているとも述べた。ニューヨークは、何より米国で最も人口が密集した都市であり、天候の面でも新たな課題がある。大雨や大雪に見舞われることがよくあり、Waymoのソフトウェア「Waymo Driver」は、こうした気象条件について理解を深められる。また、エンジニアにとっては、極寒や大雨、大雪の中でセンサーなどの機器がどう機能するか確認できる機会となる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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