新型コロナウイルスの世界的流行によって買い物の仕方が変化しつつあることを受け、一部の専門家は自動運転車のブームが到来するとみている。デリバリーの要素から人間のドライバーを差し引けば、コロナ禍の買い物はさらにシンプルになる。
それを中国で実際に行っているのが、フライドチキンで知られるファストフード大手のKFCだ。Twitterでは先週から、非接触方式でフライドチキンを販売する、いわば自動運転車版フードトラックの目撃報告が投稿されている。この「走るレストラン」は、中国企業の新石器(Neolix)とKFCを所有するYum! Brandsのパートナーシップの一環として提供されているもののようだ。
KFCの無人販売車があった。 pic.twitter.com/GyI661MlsR
— プーアル (@shanghaineko) November 17, 2020
Forbesは10月、新石器がYum! Brandsと提携して無人車両による食品販売に乗り出したと報じ、具体的な提携先としてKFCとPizza Hutの名を挙げていた。その第1弾として、KFCのフードトラックが登場したとみられる。正式に確認できたわけではないが、車両は新石器が手がける自動運転車のプロトタイプと同じものに見える。それらは中国ではパンデミックに伴う道路の消毒作業など、他の用途に利用されている。
この小さなフードトラックは、ディスプレイで商品を選んだ顧客がQRコードを使って決済すると、ドアが開いて注文した商品が現れるという仕組みのようだ。車内で調理している人などはいない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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