「Google News」がスペインで間もなく再開する見込みとなった。現地パブリッシャーのコンテンツを使用するニュースアグリゲーターに対し、料金の支払いを義務付ける規則が変わったためだ。
Google Newsは、Googleがサイトやアプリを通じてニュース記事へのリンクを提供しているサービスだが、スペインでは2014年に終了した。これは当時可決された法律によって、ニュース記事のリンクや抜粋を投稿するアグリゲーションサービスは、同国の新聞業界を代表する団体Association of Editors of Spanish Dailiesに料金を支払うことが義務付けられたためだ。この支払いを拒否すると、最高で60万ユーロ(現在のレートで約7900万円)の制裁金を科せられる可能性があった。
しかし、スペインで現地時間11月2日に欧州連合(EU)の著作権指令が採用され、同国の報道機関は収益の分配やコンテンツの利用方法について、Googleと直接交渉できることになった。Reutersの記事によれば、この改正法によって「国内の著作権法制がデジタル環境に対応」し、パブリッシャーや他のクリエイターにメリットがもたらされることになると、スペインの政府関係者は述べている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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