Facebookから社名を変更したMetaには、フィットネスとメタバースに関する大きな計画がある。Metaは、「Oculus Quest」向けの仮想現実(VR)フィットネスアプリ「Supernatural」を提供するWithinを買収することを明らかにした。
Supernaturalは、Oculus Quest(まもなく「Meta Quest」に改称予定)用の最初のサブスクリプションサービスの1つとなっていた。
Withinの最高経営責任者(CEO)Chris Milk氏は米国時間10月29日、声明で「Metaとのパートナーシップは、さらなるリソースを得て、サービスを拡大し、より多くの音楽、クリエイティブなワークアウトの手段、機能、ソーシャル体験をユーザーに提供できるようになるということだ」とコメントした。
Metaは今後のヘッドセットや製品で、フィットネスとヘルス関連の野望をさらに進化させられるようになる可能性がある。Metaのメタバースコンテンツ担当バイスプレジデントJason Rubin氏は、「われわれはともに、VRフィットネスアプリをサポートする今後のハードウェアを強化できる手段も探求し、他の開発者が新しいフィットネス体験をVRに提供するよう働きかけていく。フィットネスはVRで大きな成功を収め、複数のサードパーティーのフィットネスアプリが成功できるとわれわれは確信している」と声明で述べた。
Metaでこのアプリが取り入れられれば、ワークアウト中の心拍数をライブで読み取るスマートウォッチの接続をサポートすることが、アプリの最も興味深い機能となるかもしれない。Metaは、Oculus Questでフィットネストラッカー「Oculus Move」を提供しているが、コネクテッドスマートウォッチ向けの踏み込んだ対応はしていない。Mark Zuckerberg氏は2021年に入り、米CNETに対して、フィットネスとフィットネスセンサーの両方への関心を表明していた。また、Metaは独自のスマートウォッチを開発していると予想されているほか、将来のスマートグラス用に神経信号を読み取るリストバンド型のアクセサリーを構想している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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