Facebookは米国時間10月28日、社名を「Meta」に変更すると発表した。メタバースの構築に注力する方針を表すもの。メタバースは、人々が働き、遊び、学び、友人や家族とつながる仮想空間だ。
Metaは、Facebookとそのサービス(写真共有アプリ「Instagram」、メッセージアプリ「WhatsApp」、仮想現実(VR)/拡張現実(AR)関連の取り組み)を傘下に置く、新しい企業ブランドとなる。新しいティッカーシンボル「MVRS」で12月1日に取引を開始するという。
「当社のDNAにおいて、当社は人々をつなぐ技術を構築する企業であり、創業当時のソーシャルネットワークと同様に、メタバースは次なるフロンティアだ」と、Facebookの創設者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、VR/AR関連の年次カンファレンス「Facebook Connect」で述べた。同氏によると、「メタ」という語は、「beyond」(越えて)を意味するギリシャ語に由来し、「さらに構築すべきものが常に存在することを象徴している」という。
メタバースのプレビューでは、アバターがチェスを楽しみ、仮想コンサートに参加し、リモートで勉強や仕事をしている。Zuckerberg氏は今後5~10年間でそうした仮想体験が主流になると考えており、今後10年のうちに10億人を超えるユーザーがメタバースにいることを期待している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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