マイクロソフト、「Windows 10 November 2021 Update」(21H2)を準備中

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2021年10月22日 12時00分

 Microsoftは、「Windows 10 November 2021 Update」(Windows 10 21H2)をメインストリームユーザーに提供する準備を進めている。米国時間10月21日のブログ記事で明らかにした。当初は10月にロールアウトされるとうわさされていたが、11月になる可能性が高そうだ。

Windows
提供:Microsoft

 Microsoftは、現時点で「Build 19044.1288」がNovember 2021 Updateの最終ビルドになると述べている。現在、このビルドのISOファイルがダウンロード可能になっている。

 Windows 10 21H2は、「Windows Insider」プログラムの「Release Preview」チャネル向けに提供されている。21H1もしくはそれ以前のバージョンを使用しているテスターは、「設定」>「更新とセキュリティ」>「Windows Update」で、自らWindows 10 21H2のダウンロードとインストールを選択する必要がある。テスターが21H2にアップデートした後は、Windows Updateを通じて自動的にサービスアップデートが提供される。「Windows Insider Program for Business」の参加者は既に、商用PCで21H2を検証できるようになっている。

 Windows 10 21H2では、多くの新機能は用意されていない。21H1から移行するユーザーの場合、導入のサイズとスピードという点では、累積アップデートのような印象を受けるだろう。

 Microsoftは7月、Windows 10 21H2では以下のような機能提供するとしていた。

  • Wi-Fiのセキュリティを強化する「WPA3 H2E」標準のサポート。
  • 「Windows Hello for Business」で、簡略化されたパスワードなしの展開モデルに対応。これにより、展開から実行できる状態になるまで、数分しかかからない。
  • 「Windows Subsystem for Linux」(WSL)と「Azure IoT Edge for Linux on Windows」(EFLOW)でGPUコンピュートをサポートし、機械学習やその他の計算負荷の高いワークフローに対応。

 Microsoftによると、Windows Hello for Businessの新しい展開方法はまだ準備中だ。このため21H2のユーザーに、今後の月例アップデートで提供する予定だ。

 同社はWindows 10 21H2以降も、Windows 10の機能アップデートを年2回行うかについては、コメントを控えた。2025年10月まではWindows 10をサポートし、セキュリティアップデートと修正プログラムを提供することのみ明らかにしている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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