Miles Japanは10月20日、アプリをインストールしたスマートフォンを持って移動することで商品のクーポンや割引券に交換可能なマイルがたまるサービス「Miles(マイルズ)」を開始した。iOSとAndroidに対応する。
Miles Japanは2019年に米国で正式にサービスを開始したスタートアップMilesの日本法人で、国外進出は日本が初。米国では140万人が登録している。
Milesをスマートフォンにインストールし、位置情報の取得を“常に許可”に設定すると、アプリを随時起動しなくても日々の移動が記録され、移動距離に応じて自動的にマイルがたまる。1マイル(約1.6キロメートル)につき1マイルを付与する。GPSが受信可能な環境なら、世界中の移動でためられるのも特徴の一つだ。
移動の手段は問わず、徒歩・ランニング・自転車・バス・電車・船・スキー・車(相乗りも含む)・飛行機に対応。スマートフォンのデータに基づきAI(人工知能)が移動手段を自動判定する。環境にやさしい移動の徒歩とランニングには10倍のマイル、自転車は5倍のマイル、バス・電車・船・スキーには3倍のマイルを付与し、持続可能な社会づくりにも配慮する。
マイルはエアラインのマイルプログラムと同様のステータス制を採用。月間のマイル数などで3段階に分かれる。シルバー(750マイル未満)・ゴールド(20000マイル未満、または特典を1つ以上獲得)・プラチナ(20000マイル以上、または特典を2つ以上獲得)の3段階で、後述の特典交換に必要なマイル数が異なる。
マイルの活用方法として、商品や割引クーポンとマイルを交換、抽選にマイルを使用、寄付の3つが選べる。サービス開始時点で、ファミリーマート、Hulu、JR東日本グループ、丸井、JALグループなどの企業が参加。108の特典を用意する。また、マイルの消費なく特典が獲得できる「イベント企画」も実施する予定。
距離単位として日本標準のメートルではなくマイルを採用したことについて、Miles Japan代表取締役CEOの髙橋正巳氏は「社内でも熱い議論を繰り広げてきた。日本ではそこまで馴染みのない単位だが、航空会社のマイレージプログラムも同じマイル制。それにならってマイル表記でスタートした」と説明した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」