ウォルト・ディズニー・カンパニーは10月14日、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信されるアジア太平洋地域のコンテンツラインアップを発表した。従来のコンテンツブランドに加え、新進気鋭のコンテンツ・クリエイターによる幅広いオリジナルコンテンツを配信する。
Disney+は、2020年6月に日本国内での提供を開始。アジア太平洋地域では、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インド、マレーシア、インドネシア、タイで提供しているほか、11月には韓国、香港、台湾での提供もスタートする。
ディズニー、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ナショナル ジオグラフィックといったコンテンツブランドに加え、10月27日からは、最新映画からオリジナル作品、日本のコンテンツまで取りそろえた「スター」を用意する。
スターでは、ローカルの作品によりラインアップを強化するほか、ディズニー・テレビジョン・スタジオ、FX、20世紀スタジオ、20thテレビジョン、タッチストーンなどのディズニーが誇る制作スタジオから数多くの映画やシリーズを配信する。
日本においては、7月期に放送されたTBSドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」、「BLACK★ROCK SHOOTER」の日本のリブートアニメ「ブラック★★ロックシューターDAWN FALL」、漫画が原作となる「サマータイムレンダ」、「四畳半神話大系」の続編となる「四畳半タイムマシンブルース」に加え、柳楽優弥さんが主演を務めるドラマ「ガンニバル」、俳優松尾諭さんの人気エッセイをドラマ化した「拾われた男」などを用意。また、アニプレックスによるディズニーの人気スマートフォンゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のアニメ化計画も発表した。
ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長のCarol Choi(キャロル・チョイ)氏は「私たちの願いは、グローバル、リージョナル、ローカル言語のコンテンツを適切に組み合わせて、日本のお客様に楽しんでいただくこと。これまでの国内におけるDisney+の成功と、今後のスターの開始により、日本のコンテンツクリエイターと築いた強固な関係をいかし、最高のオリジナル・ストーリーを届けていく」とコメントした。
同日には、アジア太平洋地域のクリエイターとディズニーのワールドクラスのフィルムメイカーやクリエイターたちをつなげる「APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム」も発表。アジア太平洋地域のトップのクリエイターたちを、ディズニーの主要なスタジオのトップ・エグゼクティブやクリエイターたちと引き合わせ、コンテンツ制作活動に勢いをもたらしていきたいとした。
Disney+では、2023年までに50作品を超えるアジア太平洋地域のオリジナル作品に取り組む予定としている。
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