ドコモショップで「エコノミーMVNO」の契約が可能に--フリービットらと連携

 NTTドコモは10月7日、「dアカウント」「dポイント」などを活用し、低廉で小容量の料金プランを提供するMVNO「ドコモのエコノミーMVNO」との連携に合意し、10月21日から取り扱いを開始すると発表した。

ねらいを説明する野田氏
ねらいを説明する野田氏

 第1弾の連携パートナーはNTTコミュニケーションズとフリービットで、それぞれが展開する「OCNモバイルONE」「トーンモバイル」ブランドがdアカウントとdポイントに対応する。

 利用料金に応じてdポイントを進呈するほか、dアカウントでのマイページ認証、利用料金へのdポイント充当などが可能になる。NTTコミュニケーションズは10月21日から、フリービットは12月から取り扱う。

 また、全国約2300店舗のドコモショップで、ドコモのエコノミーMVNOが提供するサービスの取り扱いを開始する。NTTドコモで営業本部長を務める野田浩人氏は、「新規契約の手続きからアフターサポートまで、ドコモの顧客同様の手厚いサポートを実施する」と説明した。

ドコモショップで実施するサポート
ドコモショップで実施するサポート
「ドコモ」と契約する場合と「あまり大きな差分はないと考えている」(野田氏)
「ドコモ」と契約する場合と「あまり大きな差分はないと考えている」(野田氏)

 現在のドコモは、月額利用料4480円(税別)からの「5Gギガホプレミア」、1980円からの「5Gギガライト」、2700円の「ahamo」といった料金ラインアップがある。

 ドコモがエコノミーMVNOと連携することで、さらに低廉な料金帯のサービスや、ユニークでピンポイントなサービスなどがカバーできるようになる。

ドコモの各プランとエコノミーMVNOの位置づけ
ドコモの各プランとエコノミーMVNOの位置づけ

 料金サービスの提供主体はMVNOのため、ドコモから移行する場合にはMNPを利用した解約の手続きが発生する。顧客とドコモの直接の契約という観点では減る可能性があるものの、ドコモの回線数やdアカウント、dポイントのサービス拡充という“非通信分野での収益成長”という観点でメリットを見込む。「課題としていたデータ利用料が少ないお客様のニーズなど、他社のサブブランド以上の対応ができる。社会インフラとして不可欠なスマホ活用を促進する」(野田氏)。今後も、多様な顧客ニーズに応えるためのパートナーを募る予定だ。

連携により見込めるシナジー
連携により見込めるシナジー

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