パナソニックは9月22日、オフィスなどの空間で清潔・快適な空気環境を提供する「エアリーソリューション(ブースタイプ)」の受注を、10月より開始する。
エアリーソリューションは、気流コントロールにより、清潔・快適な空気環境を提供するシステム。
今回発売するブースタイプは、天井のルーバーから下方向に流れるダウンフローによって周辺の空気を巻き込み(誘引気流)、下方向への均一なダウンフロー(面気流)を発生させることで、空間内に浮遊するエアロゾルを床に落とし、会話によって発生したエアロゾルが空間中に滞留することを抑制する。
ダウンフローにより、ルーバーからの風量に対して約2倍の均一な気流となり、滞留しがちなブース内のCO2濃度の上昇も抑制する。気流はおだやかで、ブース内部ではほとんど風を感じず、風切り音などの騒音も気にならない程度だという。
ブースには0.3μm以上の粒子を99.97%以上捕集するHEPAフィルターを5枚搭載。1万2000L/min(720m3/h)の空気をHEPAフィルターで浄化し、ルーバーから吹き出す大風量の気流により、ブース外の空間に対しても清浄空気を供給することが可能だ。
本体下部から吸い込む空気は、ブースの周囲の空気も吸引し、花粉やPM2.5などの汚れを浄化することで、オフィス全体の空気を循環させ、清浄する。
さらに、機器内部に設置した各種センサにより、設置エリアの空気環境(CO2濃度・温湿度センサ)や利用状況(人感センサ)を常時計測。定期的にレポートを発行し、問題点の発見や改善提案を行う。
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