中国で大手テクノロジー企業への締め付けが続いている。中国政府がインターネット依存に対する警告を発するなか、TikTokを運営する字節跳動(バイトダンス)は現地時間9月18日、中国で14歳以下の子どもによる「抖音」(Douyin)プラットフォームの利用を制限する新しいルールを発表した。
14歳以下の子どもはTikTokの中国版アプリDouyinに「Youth Mode」(青少年モード)でアクセスすることになり、利用時間が1日40分に制限されるとバイトダンスのブログ記事で説明されている。また、午前6時から午後10時の間しかアプリを利用できなくなる。14歳以下で実名登録しているユーザーが対象になるという。
DouyinはTikTokとほぼ同じだが、コンテンツが非常に厳しく管理されているようだ。天安門事件や新疆ウイグル自治区でのイスラム教徒の扱いなど、政治的に敏感な話題に言及した動画はただちに削除されるとみられている。Douyinのデイリーユーザー数は6億人を超えていると報じられている。
バイトダンスはこの数年で時代の寵児となった中国テクノロジー企業の1社だ。2020年には世界で最も企業価値の高いスタートアップと呼ばれていたが、中国政府と当時のDonald Trump米政権との地政学的な争いに巻き込まれた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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