Appleは米国時間9月14日のイベントで、「Apple Watch Series 7」「iPad mini(第6世代)」、無印の「iPad(第9世代)」とともに、新しい「iPhone」ラインアップを発表した。「iPhone 13」という名称が付けられた新しいラインアップは、2020年の「iPhone 12」のラインアップと同様、標準モデルと「mini」モデル、「Pro」モデル、「Pro Max」モデルで構成されている。iPhone 13は、来週より一般ユーザー向けにリリース予定の「iOS 15」を搭載し、いくつかのアップグレードが施されたカメラ、大容量化されたストレージ、新しい「A15 Bionic」プロセッサーなどの特徴を備える。
iPhone 13の各モデルは、いくつかの重要な点でiPhone 12と異なる。まず、ストレージサイズだ。iPhone 13のストレージの選択肢は最もローエンドのものでも大容量であるだけでなく(標準モデルと「iPhone 13 mini」モデルでは、128GB、256GB、512GBの選択肢が提供される)、「iPhone 13 Pro」と「iPhone 13 Pro Max」では、極めて大容量のストレージを利用できる。これらのモデルでは、1TBのストレージを選択することも可能だ。
iPhone 13のラインアップはiPhone 12を踏襲しているが、2020年のiPhone 12ラインアップと似た価格で、デザインは少しだけ新しくなり、カメラや機能もアップグレードされている。
以下で、Appleの9月のイベントが終了した時点でiPhone 13のラインアップに関して判明していることを紹介し、各モデルの違いについて解説していこう。
iPhone 13のラインアップの価格はiPhone 12と大体同じ感じだ。Appleは標準モデルとminiモデルの64GBストレージの選択肢をなくしたが、iPhone 13の価格は据え置かれている。iPhone 13 miniの価格は、128GBストレージモデルの699ドル(日本では税込8万6800円)からとなっている。標準のiPhone 13は799ドル(同9万8800円)から、Proは999ドル(同12万2800円)から、Pro Maxは1099ドル(同13万4800円)から。
ProおよびPro Maxモデルの価格は、「Galaxy S21+」(999.99ドル)や「Galaxy S21 Ultra」(1199.99ドル)といった他のハイエンドスマートフォンモデルと同水準だ。
新しいiPhoneの価格は、ストレージの容量が大きくなるにつれて高くなる。iPhone 13では、1TBのストレージオプションが初めて用意されたため、その傾向が特に顕著だ。1TBのストレージはProおよびPro Maxモデルでのみ選ぶことができ、iPhone 13 Pro Maxの1TBモデルの価格は1599ドル(同19万4800円)まで釣り上がる。
AppleはiPhone 13で64GBのストレージオプションを廃止した。標準のiPhone 13とminiでは、128GB、256GB、512GBの選択肢が用意されており、ProとPro Maxでは、それらに加えて1TBのストレージも選択できる。iPhoneで1TBのストレージオプションが提供されるのは、今回が初めてだ。
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