iPhone 13の4つのモデルはすべて2020年の前モデルよりもわずかに厚く、重たくなっているが、ノッチは小さくなった。Appleは、2017年の「iPhone X」以降のすべてのiPhoneで、自撮りカメラを配置するためにノッチ付きのディスプレイを採用している。アナリストのMing-Chi Kuo氏は、iPhone 13のノッチが前モデルよりも小さくなることを3月に予想していた。Appleはイベントで、iPhone 13のノッチがiPhone 12と比べて20%小さくなったことを認めた。
イベントの前には、「Apple TV+」の人気のドラマシリーズ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」のエピソードで、ノッチのないiPhoneが一瞬画面に映ったと思った人もいた。シーズン2の第6話の2つの短いシーンで、「iOS」を実行するノッチレスのiPhoneが登場する。このスマートフォンがiPhone 13だったのではないかとの憶測があった。そのスマートフォンの映像は話題になったが、Appleが新しいiPhoneをちら見せしたわけではなく、ポストプロダクションでのCGIのミスだったようだ。
iPhone 13 miniでは、カメラ部分のデザインが若干変更されており、2つのカメラレンズが斜めに配置されている。iPhone 12 miniでは、レンズが垂直に配置されていた。
iPhone 13のラインアップの画面サイズは5.4インチ~6.7インチまでにわたる。具体的には、iPhone 13 miniが5.4インチ、標準モデルとProモデルが6.1インチ、Pro Maxが6.7インチとなっている。
Kuo氏が3月に予想したように、iPhone 13 ProとPro Maxはどちらも120Hzのディスプレイを備えている。スマートフォンの画面が表示できるヘルツ数は、1秒あたりのフレーム数に相当する。これによって、アプリやウェブページをスクロールするときの画面表示の速さや滑らかさが決まる。標準モデルとminiモデルは120Hzのディスプレイを搭載していない。
サムスンの「Galaxy S21」やOnePlusの「OnePlus 9 Pro」など、他のハイエンドスマートフォンはすでに120Hzのリフレッシュレートに対応しているため、Appleはこの動きに少し出遅れたように思える。
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