Appleは米国時間9月13日、「iPhone」「iPad」「Apple Watch」「Mac」を対象としたセキュリティアップデートをリリースした。スパイウェア「Pegasus」に悪用されたと報じられている脆弱性を修正するものだ。
「iOS 14.8」と「iPadOS 14.8」に対するAppleのセキュリティノートには、「悪意を持って作成されたPDFを処理すると、任意のコードが実行される可能性がある。Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるとの報告を認識している」と書かれている。Appleはこの脆弱性を修正するために、「watchOS 7.6.2」および「macOS Big Sur 11.6」と、「macOS Catalina」に対するセキュリティアップデートもリリースした。
複数の報道機関が7月、ジャーナリスト、政治家、活動家のスマートフォン上でPegasusスパイウェアが使われたとの調査結果を明らかにした。イスラエルを拠点とするNSO Groupが開発したこのスパイウェアは、テキスト、動画、写真、ウェブ閲覧履歴にアクセスして記録できるほか、端末上のパスワードを受動的に記録して取得することができると報じられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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