テスラの調査を米議員が要求--マーケティング手法を「欺瞞」と批判

Sean Szymkowski (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年08月19日 14時12分

 Teslaの「オートパイロット」機能については米運輸省道路交通安全局(NHTSA)で新たに調査が始まったところだが、今や「フル セルフドライビング(FSD)」のベータ版も厳しい目を向けられている。Richard Blumenthal上院議員(コネチカット州選出)とEd Markey上院議員(マサチューセッツ州選出)は米国時間8月18日、両機能をめぐるTeslaのやり方を「欺瞞(ぎまん)の可能性があるマーケティング」だとして米連邦取引委員会(FTC)に調査を開始するよう求めた。

TeslaのFSD説明画像
提供:Tesla

 民主党に所属する両氏は連名でFTC宛の書簡を作成し、Markey氏はツイートでも同様の主張を発信した。「Teslaは繰り返しオートパイロットやFSDの能力を大げさに表現してきた。これらの主張は路上にいる全ての人の安全を脅かすおそれがある」(同氏)

 NHTSAは今週、オートパイロット機能への公式調査を開始した。同システムについては2018年1月以降、緊急車両との衝突事故が11件報告されており、17人の負傷者と1人の死者が出ている。この調査は、この種の技術と宣伝されている機能を米当局が調査するという点で、大きな転換点となる。オートパイロットもFSDのベータ版も、米自動車技術者協会(SAE)が定める自動運転の基準では「レベル2」に分類される技術で、完全自動運転を提供することはない。

 FTCは書簡を受け取ったことは認めたが、コメントは控えた。Teslaはコメントの依頼に対応する部署を有していない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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