TeslaとSpaceXの最高経営責任者(CEO)であるElon Musk氏が、Epic GamesとAppleの法廷闘争に言及した。
「フォートナイト」の開発元Epic Gamesは2020年8月、「App Store」から同ゲームが削除されたのち、Appleを訴えた。これに先立ち、Epicが同社のゲームに直接決済システムを組み込み、App Storeでの購入にAppleが課す30%の手数料を回避できるようにしていた。Epicは、反競争的行為だとしてAppleを非難し、App Storeが独占的だと主張している。一方のAppleは、Epicの訴訟をマーケティングのための演出だとし、App Storeによって開発者らは「iPhone」や「iPad」の膨大なユーザーにアクセスできると主張している。
Musk氏は、「AppleのApp Storeの手数料は、インターネット上における事実上のグローバルな税金だ。Epicは正しい」とツイートした。
Apple app store fees are a de facto global tax on the Internet. Epic is right.
— Elon Musk (@elonmusk) July 30, 2021
「通常なら、競争圧力によってAppleは手数料を下げざるを得ないが、Appleと『Android』(を開発するGoogle)はスマートフォンを2社で複占している。インターフェースの親しみやすさを考慮すると、基本的には独占状態だ。Appleが課している30%の実質的な販売税は、ユーザーから見えないようになっているが、そうでなければ抗議されるだろう」(Musk氏)
両社は、この訴訟の判決を待っているところだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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