Twitterは米国時間8月17日、米国、韓国、オーストラリアの一部のユーザーを対象に、誤解を招くツイートを報告する機能を提供すると発表した。偽情報の拡散を防止する取り組みの一環だ。
同社はこの機能をテスト中で、それが「有効な方法」かどうかをまだ確認している段階にあるという。Twitterなどのソーシャルネットワークは、新型コロナウイルスのワクチンやアフガニスタン情勢に関する投稿など、自社プラットフォーム上の偽情報対策に追われている。Joe Biden米大統領をはじめとする政治家らは、この問題に対する対策を強化するよう、ハイテク企業各社に促し続けている。
「この実験で、個々の報告に対して措置をとるとは限らず、すべての報告には対応できないが、皆さんからの報告は、当社のより広範囲にわたる偽情報対策の加速と拡大に向けて、傾向を把握する上でに役立つ」と、Twitterはツイートした。
同社は、偽情報の拡散を防止するための他の手段も実験している。例えば、コミュニティーフォーラム「Birdwatch」では、ユーザーが誤解を招くツイートにフラグを立てて、参考になる背景情報を追加することができる。
ツイートを報告するには、ツイートの右側にある3つの灰色ドットをクリックする。すると、「Report Tweet」(ツイートを報告する)というオプションが表示される。これをクリックすると、このテストグループに含まれるユーザーには、ツイートを誤解を招くものとして報告するためのオプションが表示される。Twitterは、どれだけの数のユーザーにこの機能を提供するかを明らかにしなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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