筆者が選んだ物件は、予約開始の24時間前まではキャンセルしても料金が全額返金される取り決めになっており、それ以外にもいくつかのハウスルール(ペット禁止、禁煙、昼間は音楽禁止)が定められていた。トイレの利用も可能で、Weinberger氏によれば多くのプールでは同じサービスが受けられるという。
筆者は、アプリの指示に従ってその家の右側にある開けっぱなしになっていた門から敷地の中に入った。Ablesさんは裏庭におり、私たちと簡単に挨拶を交わすと、筆者と筆者のボーイフレンドをそこに置いて去って行った。筆者が最初にしたことは、大きな茶色い収納箱からプールスティック、水鉄砲、ビーチボールを取り出すことだった(もちろん、料金分はたっぷり楽しむつもりだったのだ)。
その木々に囲まれたプールは、午後遅くになると少し肌寒く感じた。私たちは水鉄砲を撃ったり、水遊びをしたり、巨大なフロートの上に座ろうとして失敗したりして楽しんだ後、デッキの椅子に座って体を乾かした。
プールを満喫している間、その家にいる初めて会った人たちについて考える瞬間もあった。筆者は、彼らはどんな人で、知らない人に定期的に裏庭を使わせるのはどんな気持ちなのだろうと考えた。デッキに置いてある植木をひっくり返されたりしないか、気にならないのだろうか。神秘的なユニコーンのフロートを持って行かれたりしないか心配ではないのか。しかしほとんどの時間は、泳ぎを満喫することに気を取られており、普段プールに行ったときのように楽しんだ。
利用後にAblesさんに話を聞いてみると、Swimplyは2021年になってからアプリの利用者に保険を適用するようになったため、より安全にスペースをレンタルできるようになったとのことだった。Weinberger氏によれば、Swimplyは貸主に100万ドル(約1億1000万円)の保険をかけており、物的損害についても1万ドル(約110万円)まで補償しているという。
Weinberger氏は、この夏の後に向けて大きな計画を立てている。Swimplyのチームはプール以外にも事業を拡大しようとしており、「Joyspace」と呼ばれる新サービスには、すでに何千人もの人が、自宅のジムや、ホームシアターや、個人用のテニスコートや、自宅の音楽スタジオなどを提供するために登録をしているということだった。
とにかく、8月のオースティンはさらに暑くなる。スマートフォンから予約できるたくさんのプールが筆者を待っており、暑い夏の午後から逃れるための場所が増えるのは素晴らしいことだと言えるだろう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
働くあなたの心身コンディションを見守る
最新スマートウオッチが整える日常へ
Copilot + PCならではのAI機能にくわえ
HP独自のAI機能がPCに変革をもたらす