Facebook、コロナワクチン関連の誤情報拡散を狙った偽アカウントを削除

Queenie Wong (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2021年08月11日 11時19分

 Facebookは米国時間8月10日、Instagramと合わせて308件の偽アカウントを削除したことを明らかにした。これらのアカウントは、AstraZenecaとPfizerが製造する新型コロナウイルスのワクチンに関する虚偽情報を投稿していた。

Facebook is filled with false claims about COVID-19 vaccines.
提供:Sarah Tew/CNET

 Facebookは米国の政治家と規制当局から、新型コロナウイルスのワクチンに関する誤った主張への対策を強化するよう迫られている。

 Facebookは、外国からの干渉に関する規則に違反し、アカウントの目的や背後にいる人物の身元について他者に誤解を与えたとして、偽アカウントを7月に削除したという。これらの偽アカウントと、英国で登録されたマーケティング企業の子会社で、主にロシアで活動していたFazzeに関連があることが調査で分かったとしている。Fazzeは現在、Facebookの利用を禁止されている。米CNETはFazzeに連絡することができなかった。このネットワークは主に南米、インド、そして比較的少数ではあるが米国のオーディエンスをターゲットとしていたとFacebookは指摘している。

 偽アカウントは、2020年11月と12月に、AstraZenecaのワクチンを打つとチンパンジーになるとの誤ったミームやコメントを投稿した。また、Change.org、Medium、Redditなど複数のフォーラムで、誤解を招く請願書や記事を作成したという。これらの請願やブログは英語とヒンズー語で投稿されており、AstraZenecaが新型コロナウイルスワクチンの臨床試験データを操作し、実証されていない技術を使ってワクチンを開発したと主張していた。その後、この活動では偽アカウントを利用し、ブログや誓願を大量のミームとともに宣伝した。これらのミームは、ワクチンを接種するとチンパンジーになるとの誤った主張を展開していた。また、ワクチンは危険だと示唆するハッシュタグも利用されている。この活動では、健康関係のインフルエンサーなどにAstraZeneca製ワクチンに反対するキャンペーンを拡散するためのコンテンツを共有するよう求めていた可能性があるとFacebookは説明した。

 Facebookによると、偽アカウントはしばらく活動を停止した後、2021年5月に再開し、Pfizerの新型コロナワクチンはほかのワクチンよりも「死傷率」がはるかに高いと主張するコンテンツを掲載した。ハッキングされ、漏えいしたAstraZenecaの12ページにおよぶ書類とされるものを引用しているという。BBCは7月、FazzeはYouTuberなどのインフルエンサーを集め、新型コロナワクチンの虚偽情報を拡散していると報じた。

 Facebookによると、誰がFazzeに虚偽情報の拡散活動を依頼したのかなど、一部の情報についてはまだ把握できていないという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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