Microsoftは米国時間8月2日、「Windows 365」の一般提供(GA)開始を発表した。同社は7月、DaaS(Desktop as a Service)のWindows 365を発表し、一般提供する際に価格を明らかにするとしていた。
Windows 365は、「Azure Virtual Desktop」をベースに構築されている。Windows 365で、「Windows 10」「Windows 11」(2021年秋に提供予定)のデスクトップ、アプリ、ツール、データ、設定をウェブブラウザーなどを介して、自分の個人用、仕事用のデバイス(PC、「Mac」「iPad」「Linux」「Android」などを搭載するデバイス)にストリーミングし、使用できるようになる。
Microsoftは7月15日、SKUの1つが月額31ドル(約3400円)であることを明らかにしていた。そして2日、全プランの価格を発表した。価格は、「Cloud PC」となる仮想マシンで利用できるvCPU、RAM、ストレージ容量などによって異なる。
Windows 365は、2つのエディション「Windows 365 Business」「Windows 365 Enterprise」で提供される。Windows 365 Businessは中小規模企業向けで、1組織につき最大300人まで利用可能だ。Businessプランで、1vCPU、2GB RAM、64GBストレージ、「Windowsハイブリッド特典」ありの場合、月額料金は1ユーザーあたり2720円となる。ハイブリッド特典なしの場合は月額3260円だ。8vCPU、32GB RAM、512GBストレージ、ハイブリッド特典なしの価格は、1ユーザーあたり2万2010円、ハイブリッド特典を利用すれば2万1470円となる。
Enterpriseプランは大企業向けで、ユーザー数の上限がない。価格はBusinessプランと同様で、1vCPU、2GB RAM、64GBストレージの場合、1ユーザーあたり月額2720円だ。8vCPU、32GB RAM、512GBストレージの場合、2万1470円となる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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