Microsoftは米国時間7月14日、新たなクラウドサービス「Windows 365 Cloud PC」により、近く仕事用または個人用端末からクラウドを介して「Windows 10」「Windows 11」にアクセスできるようにすると発表した。
この新サービスは、ハイブリッド型の勤務形態に移行していて、個人用PC、会社のPC、あるいはスマートフォンからでも、完全な「Windows」エクスペリエンス(ユーザーのアプリ、データ、設定を含む)をストリーミングしたいと考えるビジネスユーザーを対象とする。「Cloud PC」というこのアプローチで、Microsoftはユーザーが簡単に端末を切り替えて、前の端末で実行していた作業の続きを次の端末で直ちに開始できるようにすることを目指している。
Windows 365 Cloud PCは、8月2日に一般提供が始まる。価格はまだ発表されていないが、米ZDNetによると、1ユーザー、1カ月あたり固定のサブスクリプション料金で提供される見込みだという。
クラウドPCは過去にも登場したことがある。2018年にはBladeが「Shadow」というDaaS(Desktop as a Service)のサブスクリプションを米国で提供開始。これは画面付きの任意の端末上のアプリからリモートのWindows 10 PCにアクセスできるというものだった。Microsoftの参入により、その操作はさらに簡単になると思われる。また、Windowsユーザーの多さから考えて、そうしたサービスを利用する人はさらに増加する可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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