感染力の高い新型コロナウイルスのデルタ株が世界各地で猛威を振るう中、Googleの最高経営責任者(CEO)を務めるSundar Pichai氏は米国時間7月28日、同社キャンパスで勤務する人員にワクチン接種を義務付けることを従業員に伝えた。この方針をまず米国の拠点に適用し、他の地域にも順次拡大していく。
またPichai氏は、これまで9月を目標としていたオフィス再開の時期について、新たに10月18日まで先送りする考えも明らかにした。
「ワクチン接種は、今後数カ月間にわれわれ自身とコミュニティーの健康を守るための最も重要な手段の1つだ」と、Pichai氏は従業員への電子メールで説明し、「私は、皆さんの多くがパンデミックについて非常に厳しい状況に対処し続けていることを理解している」とした。
Pichai氏は、この方針を各地域の状況に応じて適用するとしており、また医学的理由などでワクチンを接種できない人々については、指針や例外措置を共有する予定だと述べた。
デルタ株によって新型コロナウイルスの感染者数が世界中の地域で急増している。Googleの本社があるカリフォルニア州では、一部の郡で再び、屋内に集まる人々に対してマスク着用が義務付けられている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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