マイクロソフトのQ4決算、予想上回る--「Azure」など好調

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2021年07月28日 11時07分

 Microsoftは米国時間7月27日、2021会計年度第4四半期(6月30日締め)の決算を発表した。商用クラウドの売上高は前年同期比36%増加した。「Office 365」「LinkedIn」「Dynamics」も力強い伸びを示した。

 売上高は前年同期比21%増の462億ドル、純利益は165億ドル(1株あたり2.17ドル)で予想を上回った。

 アナリストらは、売上高を442億4000万ドル、非GAAPベースの1株あたり利益を1.92ドルと予想していた。

 最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏は声明で、同社はテクノロジースタック全体を革新し、顧客が「『Tech Intensity』の新たなレベルを推進できるよう支援している」とコメントした。

 商用クラウドの売上高は195億ドルで、前年同期比36%増加した。「Azure」の売上高は51%増だった。

 2021会計年度は、研究開発費が207億ドルで、前年の192億ドルから増加している。

 主な数字は以下の通り。

  • Productivity and Business Processes部門の売上高は前年同期比25%増の147億ドル。「Office」商用製品およびクラウドサービスの売上高は20%増だった。
  • 「Microsoft 365 Consumer」のサブスクリプション契約者数は5190万件に増加した。
  • LinkedInの売上高は46%増加した。Marketing Solutions事業がけん引した。
  • Intelligent Cloud部門の売上高は30%増の174億ドルだった。
  • More Personal Computing部門の売上高は9%増の141億ドルだった。
  • 「Windows」商用製品とクラウドサービスの売上高は20%増。Windows OEMの売上高は3%減となった。
  • 「Surface」の売上高は20%減だった。

 2021会計年度の売上高は18%増の1681億ドル、純利益は613億ドル、1株あたりでは8.05ドルだった。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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