YouTubeは米国時間7月20日、ファンが応援したいクリエイターに送金する新たな手段となる「Super Thanks」を、日本を含む68の国と地域で開始した。これは、クリエイターがYouTube上で収入を得る手段を多様化する一連の機能の中で最新のものだ。
Super Thanksは、米国では2ドル(約220円)、5ドル(約550円)、10ドル(約1100円)、または50ドル(約5500円)から選択して購入でき、各国の通貨でも同程度の金額が設定されている。機能自体は、YouTubeがここ4年の間にリリースしてきた有料のデジタルアイテムに似ている。ただし、「Super Chat」や「Super Stickers」など、これまでに展開してきた類似機能では、ライブ配信やプレミア公開を視聴している必要があった。Super Thanksではアップロード済みの動画を視聴しながらクリエイターに送金できるため、クリエイターによっては潜在的な顧客層を拡大できる。
新たなSuper Thanks機能はこれまで、一部のクリエイターを対象にベータテストで提供されていた。視聴者がSuper Thanksを購入してクリエイターに送金すると、画面に短いアニメーションで「THANKS!」の文字がオーバーレイ表示され、動画の下にハイライトされたコメントで支払いが行われた旨が表示される。
この機能は20日より、PCのブラウザーと「Android」および「iOS」搭載デバイス向けにベータ提供されている。現時点では、YouTubeパートナープログラムに参加する一部のクリエイターが対象で、2021年内に提供範囲を拡大していくという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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