ヘルシオ×極上の食材、自宅で新たな食体験を--第1弾は格之進が選ぶジャージー牛

坂本純子 (編集部)2021年07月06日 11時04分
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 テーブルズは7月5日、日本全国の極上の食材を家庭に取り寄せ、シャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」と連携して、簡単調理でレストラン品質の料理に仕上げて楽しめる食体験EC「TASTY JOURNEY with HEALSIO」の第1弾をスタートした。

ヘルシオ×極上の食材で、自宅でレストラン品質の食体験ができることを目指す「TASTY JOURNEY with HEALSIO」
ヘルシオ×極上の食材で、自宅でレストラン品質の食体験ができることを目指す「TASTY JOURNEY with HEALSIO」

「食のラストワンマイルを実現するプロジェクト」--“プロの技”を自宅に

 テーブルズは、飲食店の予約や顧客管理のクラウドサービス「トレタ」を開発・運営するトレタの中村仁氏が取締役を務める。

 中村氏は、TASTY JOURNEY with HEALSIOを企画した背景について、「外食と家のクロスオーバー。外食で食べているこだわった食材とそれを100%引き出す一流の料理人の技術はお店にいけば手に入る。でもそれを家で食べようとするとなかなか難しかった。そこでブレイクスルーとして注目したのがヘルシオの調理技術」と説明した。

 たとえばローストビーフ。プロはまず、フライパンで高温で表面を焼き固めてうまみを閉じ込め、その後業務用のオーブンを使用して低温でじっくり内部まで加熱するといった手順をとる。

ローストビーフをつくるプロの技をボタン一つで可能にするヘルシオ
ローストビーフをつくるプロの技をボタン一つで可能にするヘルシオ

 AIoT対応のヘルシオには、クラウド経由でレシピをダウンロードできる機能がある。ヘルシオを使用することで、プロの火加減をボタン一つで再現できるのだ。高火力の過熱水蒸気による「あぶり加熱」によって高温で調理し、その後たっぷりの蒸気と低温による「包み込み加熱」で仕上げる。

ヘルシオの特性。冷凍した肉と常温の野菜など、温度差のあるものを一緒に調理しても失敗しない
ヘルシオの特性。冷凍した肉と常温の野菜など、温度差のあるものを一緒に調理しても失敗しない
ヘルシオでできる調理には幅がある
ヘルシオでできる調理には幅がある
クラウド経由でレシピをダウンロードできる
クラウド経由でレシピをダウンロードできる

 「シェフに家に作りに来てもらうと大変なお金がかかるが、ヘルシオを使うことで、技術がデータとしてやってきて、ヘルシオが再現してくれる。家にシェフの技術だけがやってくることで、家の食卓のポテンシャルが大きく膨らむのかもしれない。デリバリーやテイクアウトは、確かにおいしいがどこかに妥協がある。ECサイトのミールキットは、食材にこだわっていておいしいけれど、最後に自分で作る時点でプロの味が100%再現できているかというとおそらくできていない。食のラストワンマイルを実現するプロジェクト」(中村氏)

アビタニアジャージービーフ100%のミートローフ
アビタニアジャージービーフ100%のミートローフ

超一級の食材、第一弾は青森の「アビタニアジャージーファーム」

 TASTY JOURNEY with HEALSIOのもう一つのポイントは、食材だ。日常的な食材やミールキットではなく、スーパーやネットで入手することが難しい超一級の食材を取り扱う。

 第一弾は、青森県鰺ヶ沢町の「アビタニアジャージーファーム」。ジャージー牛のオスを7年以上の長期にわたり、放牧スタイルで肥育をした、日本でも珍しいスタイルの牛肉「アビタニアジャージービーフ」が主役となっている。

  • アビタニアジャージービーフの赤身肉ローストビーフ用(約400g)
  • アビタニアジャージービーフ100%のミートローフ(約600g)
    (食材として、アビタニアジャージーファームのチーズと牛乳を使用)
  • アビタニアジャージービーフと白金豚による特製ハンバーグ4個(1個150g)
  • 格之進オリジナル「牛醤」(1本70g)

 これらがセットになって1万6200円(消費税込、送料別)。このアビタニアジャージービーフを選んだのは、格之進の“肉おじさん”として知られる門崎 代表取締役の千葉祐士氏だ。

乳製品で知られるジャージー牛、雄牛は?--コミュニティが農業が支える時代

 ジャージー牛といえば、アイスクリーム、牛乳など乳製品のイメージがあるだろう。乳製品を生み出すのは当たり前だが雌牛だ。では雄牛はどうなのか。日本において雄牛は、ほとんどが小さい段階で屠殺処分されるのだという。

門崎 代表取締役の千葉祐士氏。生産者のアビタニアジャージーファームとオンラインでつなぎ説明会を開催した
門崎 代表取締役の千葉祐士氏。生産者のアビタニアジャージーファームとオンラインでつなぎ説明会を開催した

 「雄牛はジャージー牛として評価が確定されていないもの。コストをかけて育てても、一般的に食べるものとして認知されていないため、コストに見合う価格で流通されない」と千葉氏は説明する。

 ヨーロッパではジャージー牛は乳肉兼用種といわれ、7歳~12歳といった長期飼育の牛が、高級店では3万円、5万円といった金額で扱われているという。

 アビタニアジャージーファームでは、生まれてきた命を無駄にせず、何年もかけて育て上げ、自社でさばいて価値を知る一部のホテルやレストランなどに卸しているほか、自家用としても食べている。そうした貴重な一頭を分けてもらったのが今回の企画という。

 一般的に“やわらかいこと”がおいしさの基準となっている日本では、長期飼育の肉質になじみがないかもしれない。「長く飼うとどうしても(肉質は)固くなる。でもその分うまみが詰まっていて、味わいが濃いものに仕上がる」(千葉氏)

試食したローストビーフは雄牛ではなく経産牛だが、かみしめるほどにいままでに味わったことのない、奥深い肉の味がした
試食したローストビーフは雄牛ではなく経産牛だが、かみしめるほどにいままでに味わったことのない、奥深い肉の味がした

 千葉氏は今回の取り組みについて、「日本を代表するシャープと生産者がダイレクトにつながるという、画期的なCSA(Community Supported Agriculture:地域支援型農業)。食のダイバーシティ&インクルージョンの社会に突入する中でとても需要なひとつのモデルだと思う。これから先、今後も生産者は減っていくと私は思っており、コミュニティが、農業が支える時代になる。フードテックの最先端の一つ、ヘルシオを使いながら、農業そのものをコミュニティで守って応援していく、継続させていく。そこに新しい食の価値や可能性があり新しい食の価値を作る、新しい第一歩だと思っている」と説明した。

 シャープ 専務執行役員 スマートライフグループ長 兼 Smart Appliances & Solutions 事業本部長の沖津雅浩氏は、「昨今続くコロナ禍の中で、食のあり方が大きく変わってきたと感じている。おいしい料理を時間をかけて作るニーズもあるが、美味しいものを簡単に作りたいニーズも出てきている。TASTY JOURNEY with HEALSIOは、家庭の食卓にレストランを超える最高の食材を実現させるとともに、外食産業と生産者の両方つなげて支えることにつながる食サイクル全体を幸せにする新しいソリューション。ヘルシオは、この取り組みを調理力とAIoTという新しいテクノロジーの面から応援することで、日本の食卓を変えることができるはずと、大変期待している」と語った。

2004年のヘルシオスタートから現在までの主な取り組み
2004年のヘルシオスタートから現在までの主な取り組み

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