場合によっては、当面Windows 10を使い続けてもいい。Windows 10のアップデートとパッチ(そして何よりも重要なことに、セキュリティアップデート)は、2025年まではサポートされるからだ。
Windows 11で予定されているゲーミング関連のアップデートは主に「Xbox」アプリに関するもので、その部分のアップデートはWindows 10にも導入されるはずだ。後からWindows 11にアップグレードしたとしても、それがゲーミングPCに影響しそうだと考える根拠はない。
現時点で新しいノートPCの購入を検討中なのであれば、CPUやGPUについても、筆者の意見が変わるほどの大きな変化は、2021年内は見込まれていない。NVIDIAのモバイルチップ、最新の3000シリーズは、2021年はじめからノートPCに採用され始めている(同じシリーズの「Ti」版が、どこかの時点でノートPCに採用される可能性はある)。
Microsoftはさらに、DellやHP、レノボといったPCメーカーが「多くの新しいWindows 11デザイン」を年末商戦シーズンに向けて計画しているとも述べている。OSの全面刷新で、そういう話が出るということは、有益な新機能を備えた興味深いハードウェアが登場するということかもしれない。
Windows 8がその格好の例だった。Windows 8に組み込まれた新しいタッチ機能を活用しようとして、創意工夫を懲らした(あるいは、かなり奇妙な)ハイブリッドのノートPCが次々と登場したのだ。
Windows 11では、新しい「Windows 11専用」のシステムが予定されているので、これまで見たことのないデザイン上のアイデアや、新しいハードウェア機能が登場する可能性もある。とはいっても、触覚フィードバックがペンに採用される可能性を除いて、今すぐにノートPCを購入したせいで残念な思いをすることは、筆者の聞く限り、なさそうだ。
1つだけ例外があるとすれば、Microsoftの「Surface」を検討している場合だろう。MicrosoftはWindows 11のリリースに合わせて新しいハードウェアの発売を計画すると考えられるので、「Surface Pro」「Surface Studio」「Surface Laptop」などのシステムで待望されているアップデートを予定している可能性もある。Surfaceシリーズの最新ハードウェアは、2021年4月に出た「Surface Laptop 4」だ。
これまでに分かっている点を総合すると、新しいWindowsノートPCの購入を既にほぼ決めているのであれば、心配せず購入に進んでよさそうだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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