Facebook、帽子型のAR用ディスプレイで特許を取得--視線入力や脳波制御のアイデアも

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 拡張現実(AR)を利用する場合、スマートグラスを含むヘッドマウントディスプレイ(HMD)のようなゴーグル型デバイスを使うことが一般的だろう。これに対し、Facebook Technologiesは帽子型のARデバイス技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間6月22日に「ARTIFICIAL REALITY HAT」(特許番号「US 11,039,651 B1」)として登録された。出願日は2019年6月19日。

登録されたFacebook Technologiesの特許(出典:USPTO)
登録されたFacebook Technologiesの特許(出典:USPTO)

 この特許は、AR用の表示デバイスを搭載する帽子の実現に必要な技術を説明したもの。表示デバイスは、帽子の装着者が目視できるよう、“つば”の下側に取り付けられる。つまり、つばが付いている形状の帽子であれば、キャップでもハットでもサンバイザーでも、この特許は適用可能だ。

“つば”のある帽子が対象(出典:USPTO)
“つば”のある帽子が対象(出典:USPTO)

 表示デバイスは、映像を見る必要がないとき邪魔にならないよう、つば側へ跳ね上げられる構造となっている。帽子ARデバイスのシステムは、AR映像を表示できる状況になると、バイブレーターで振動を発生させて装着者に表示デバイスを下ろすよう促す。振動や音、光などで通知することや、骨伝導スピーカーを使うことも考えられる。

表示デバイスは跳ね上げられる(出典:USPTO)
表示デバイスは跳ね上げられる(出典:USPTO)

 視線を追跡するセンサーを搭載すると、視線の動きに応じて表示を変化させる、といった制御が可能になる。さらに、顔認証や表情識別するセンサー、体の動きや体勢を検知するセンサー、脳からの信号を受け付けるセンサーを使うアイデアにも言及している。

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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