令和トラベルは6月28日、ジャフコ グループ、ANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンド、アカツキ「Heart Driven Fund」、ほか複数投資家を引受先とする第三者割当増資により、22.5億円の資金調達を実施したと発表した。また、投資家の中から社外取締役として重松路威氏、技術顧問に竹内真氏、非常勤監査役に染原友博氏を迎え入れ、経営体制を強化した。
同社は、宿泊予約サービス「Relux」を運営するLoco Partnersの創業者である篠塚孝哉氏が、シリアルアントレプレナーとして立ち上げた2度目の旅行関連事業になる。4月5日に海外旅行のデジタルトラベルエージェンシーとして創業(第一種旅行業免許取得)。5月には、渋谷区桜ヶ丘にオフィスを構え、採用活動も加速させている。
4月の創業から3カ月弱での大型調達となる。同社では、調達資金の主な用途として、(1)技術への投資、(2)採用への投資、(2)マーケットへの投資を挙げている。
まず、技術への投資では、エンジニアリングを機軸に、これまでの海外旅行ツアーの業務プロセスを改善するための技術や仕組みづくりに投資。これまでにない海外旅行予約アプリを構築し、夏ごろに発表予定だという。同日よりティザーサイトを公開し、優先登録の受付を開始した。
採用への投資では、プロダクト開発を第一優先に、エンジニアファーストな環境づくりのために設備や採用に投資する。高い技術や大胆な挑戦意欲をもち、プロダクトづくりを推進できるエンジニアやプロダクトマネジャーなど、採用活動を加速させる方針。
マーケティングへの投資については、海外ではワクチン接種者の増加にともない、国内旅行を中心に観光マーケットが回復しつつあることから、日本の海外旅行マーケットの回復にあわせ、プロモーションや広告などに投資するとしている。
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