ネクストミーツは6月16日、2021年4月末時点で約10億円の資金調達を完了したと発表した。
同社によると、大手製薬会社、食品用生産設備設計会社、海外向け物流ソリューションなど、シナジーが見込める複数の企業が参画したという。
今後、参画企業との連携により、代替肉「ネクストミーツ」の研究体制を強化するほか、代替肉の原料および、製品のクオリティ向上、生産効率やサプライチェーンの質の向上を目指す。
加えて、新潟県長岡市にある研究室「NEXT Lab」には、世界から各分野の博士が集まり、バイオテクノロジーの分野で微生物や遺伝子の研究、メカトロニクスの分野では植物性タンパク質の物性変化やファクトリーオートメーションの研究を進めているという。
また、同時多発的に世界での展開を加速すべく、現在10カ国においてスタッフが常駐し、生産体制を構築。新しいマーケットである代替肉市場で、世界的プラットフォーマーを目指すとしている。
なお同社は、SPACスキームで米国の証券市場であるOTCBBにおいて、2021年1月に上場した「NEXT MEATS HOLDINGS」の株式97%を保有。時価総額は、最高値で40億ドル(約4400億円)を超えており、ユニコーン企業となっている。
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