Donald Trump前米政権が情報を収集していた可能性があるのは、民主党議員やジャーナリストだけではなかったようだ。司法省は2018年、当時のTrump政権下でホワイトハウスの法律顧問を務めていたDonald McGahn II氏のアカウントに関する情報の提出を求めてAppleに召喚状を出していたことが分かった。The New York Times(NYT)が米国時間6月13日に報じた。
Appleは当時McGahn氏に召喚状に関して伝えることを禁じられていたが、5月になって同氏に報告できたという。NYTはこの調査に詳しい人物が語ったとして報じた。NYTによると、AppleはMcGahn氏に対し、「召喚状に適時に対応したと伝えたが、政権に何を提供したかを同氏に伝えることは控えた」。
米CNETはAppleと司法省にコメントを求めたが回答は得られていない。
NYTは先週、Trump前政権がジャーナリストや下院情報特別委員会の民主党議員のデータを秘密裏に入手していたことが明らかになったと報じた。Trump政権時代、司法省が下院情報特別委員会の関係者少なくとも十数人のデータを提出するよう求めてAppleに召喚状を出していたという。司法省は2017~2018年初めにかけて記録を押収し、Trump氏の関係者とロシアの接触についてメディアにリークされた情報の提供元を調査していたとみられている。
米CNETはMcGahn氏にもコメントを求めたが回答は得られていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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