LINE、「NFTマーケット」提供へ--独自ブロックチェーンで発行されたNFTの二次流通に

 LINEの暗号資産事業および、ブロックチェーン関連事業を展開するLVCは6月9日、デジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」内で、独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)の取引ができる「NFTマーケット」の提供を開始すると発表した。

 LINEは、2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立。ブロックチェーン技術を応用したdAppsの開発や、P2Pネットワークによる分散システム、暗号化技術を研究しており、LINE Blockchainも開発。それをベースとした独自暗号資産「LINK」の発行や、暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」「BITFRONT」の運営など、グループ全体でブロックチェーン関連の事業を進めている。

 NFTにおいては、2020年8月に発表したブロックチェーンサービス開発プラットフォーム「LINE Blockchain Developers」で、開発者がLINE Blockchain上でNFTなどのトークンを発行してサービスを構築できる環境を提供。BITMAX Walletでは、利用者が秘密鍵を持つことなく、LINEアカウントひとつでLINE Blockchain上で発行されたNFTを含むデジタルアセットを管理でき、LINEのフレンドと交換などが手軽にできるという。

 今回、LINE BITMAX Wallet内のサービスとしてNFTマーケットを提供。LINE Blockchain上で発行されたNFTの二次流通市場を構築することで、ユーザー間の取引でNFTの付加価値が高まっていく場を提供。エコシステム内で流通する価値の最大化を目指すという。なお、マーケットの提供開始時期については、別途発表する予定だ。

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