約30万円のスマホ、ファーウェイ「Mate X2」を体験--折りたたみ式の未来を感じる完成度 - (page 3)

Sareena Dayaram (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2021年06月14日 07時30分

画期的な光学ズーム

 ファーウェイが一貫して優れた技術力を発揮しているものの1つが、カメラ機能だ。Mate X2のクアッドカメラも例外ではない。50メガピクセルのメインカメラを中心として、超広角レンズと2つの望遠レンズで構成され、ペリスコープ式のレンズは光学10倍ズームに対応している。念のために記しておくと、光学10倍というのは、現在のスマートフォンカメラで使用できるロスレスズームとしては最高の倍率だ。サムスンやAppleのフラッグシップ機でもまだ採用されていない。筆者も、このレベルのズーム機能が付いた端末は初めてだったが、撮影してみた画像には圧倒されっぱなしだった。

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Mate X2はペリスコープ式のカメラを備えた唯一の折りたたみ式スマホだ。
提供:Sareena Dayaram/CNET

 デジタルズームについては、100倍まで対応する。全体的に、どんな照明条件のもとでも写真はディテールが高く色の再現性も高い。本体を開いて使うと、背面カメラで高画質の自撮り写真が撮れるのも気に入った。

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提供:Sareena Dayaram/CNET
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次の写真ではコーヒーテーブルの上にある本にご注目頂きたい。この写真はデフォルト設定で撮影した1枚だ。
提供:Sareena Dayaram/CNET
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この写真は光学10倍ズームで撮影したものだ。画像は鮮明で、本のタイトルもはっきりと見える。
提供:Sareena Dayaram/CNET
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この部屋は撮影時は真っ暗で、筆者は壁にかかっている絵の色が判別できなかった。しかし、Mate X2のカメラはカラー写真を正確に撮影し、赤色、黄色、茶色などをしっかりと映し出してくれる。
提供:Sareena Dayaram/CNET
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自撮りをしてみた。
提供:Sareena Dayaram/CNET

バッテリーとパフォーマンス

 Mate X2には8コアのKirin 9000プロセッサーが搭載され、RAMは8GB、ストレージは256GBまたは512GBとなる。専用カードスロットで、ストレージを拡張する(256GB)こともできる。バッテリーは、8インチのOLEDスクリーン採用のデバイスであることを考えると十分な大きさとはいえないが、完全放電した後でも高速充電器を使えばフル充電には1時間しかかからなかった。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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