スマートシティ潮芦屋「そらしま」でモビリティの実証実験--フードトラックなど移動サービス車を誘致

 プライムライフテクノロジーズ(PLT)とパナソニックホームズは6月7日、兵庫県芦屋市にあるスマートシティ潮芦屋「そらしま」内にて、6月19日より、モビリティ(移動サービス車)を活用したタウンサービスの実証実験を開始すると発表した。

目指すサービス提供イメージ
目指すサービス提供イメージ

 両社によると、地方都市や郊外の住宅地は、都心部に比べ住民が利用できるサービスの数や種類が限られているのに加え、コロナ禍で人の移動の制約もあり、サービスを受けづらい環境になっているという。また、事業者にとっては、店舗での営業時間の短縮や来店者数の減少による売上ダウンが大きな問題となっている。

 今回の実証実験は、これらの問題を解消するために、モビリティによるサービス提供の有効性、および事業性を検証するというもの。6月19日より8月8日の約2カ月間、週末を中心に実施する予定だ。

 実証実験では、パナソニックホームズが開発し、現在、販売中の大型分譲地 スマートシティ潮芦屋そらしま内の土地を活用し、フードトラックや音響ルーム、ペット用品販売など、さまざまなコンテンツを搭載したモビリティを誘致する。

Mellowが提供する
フードトラック
Mellowが提供する フードトラック
コロナ禍に音楽で癒しを提供
「Technics」(サウンドトレーラー)
コロナ禍に音楽で癒しを提供 「Technics」(サウンドトレーラー)

 これにより、住民は町の外へ移動することなく、気軽にサービスを楽しむことができ、事業者の効率的なサービス提供や土地の有効活用にもつながるとしている。

 なお、サービスの企画は、モビリティビジネス・プラットフォーム「SHOP STOP」を運営するMellowと共同で行い、ユーザーインターフェースとして、Mellowのスマホ版アプリ「SHOP STOP」を活用する。

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