Twitterと決済サービス企業Squareの最高経営責任者(CEO)を務めるJack Dorsey氏は米国時間6月4日、Squareがビットコイン向けのハードウェアウォレットを開発することを検討しているとツイートした。また、Squareがこのプロジェクトを進める場合、「ソフトウェアからハードウェアの設計に至るまで、完全にオープンで、コミュニティーとの協業の中で」開発するとの考えを示した。
Square is considering making a hardware wallet for #bitcoin. If we do it, we would build it entirely in the open, from software to hardware design, and in collaboration with the community. We want to kick off this thinking the right way: by sharing some of our guiding principles.
— jack (@jack) June 4, 2021
Dorsey氏は一連のツイートで、可能性のあるビットコインウォレットの指針を共有し、4日に開幕したBitcoin 2021カンファレンスでもビットコインウォレットに言及した。
「われわれは非カストディー型(管理代行をしない)ハードウェアウォレットの開発を検討している。目指しているのは、完全にオープンにして作ることであり、すべてのソフトウェアからすべてのハードウェアの設計まで、オープンソースになるのが望ましい」「コミュニティーと協力してこれを開発したい」(同氏)
Dorsey氏によると、Squareはビットコイン用ウォレットの開発を「かなり近いうちに」始める可能性が高いという。
ビットコインウォレットは仮想通貨を保管するために使用され、セキュリティ用にプライベートキーがある。ハードウェアウォレットは、コンピューターやスマートフォンに接続可能な物理的デバイスにビットコインを保管するため、特に安全性が高いと考えられている。Dorsey氏によると、Squareのウォレットが開発されたら、オーナーは自分のビットコインをより管理しやすくなるので、他のウォレットとは異なるものになるという。
Dorseyはツイートの中で、「あなたがビットコインを購入するのに使った取引所は、おそらく善意で購入者のセキュリティに配慮しているが、状況によっては『カストディー(管理代行)』が実際には『借用書』を意味することが明らかになるかもしれない。ビットコインのカストディーを取ることと、セキュリティを取ることは、決めるのが複雑だ」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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