エンパワーヘルスケアは6月1日、複数医院の診察券をアプリ内に登録して管理できるスマートフォンアプリ「EPARKデジタル診察券」において、決済機能を6月に追加すると発表した。
現在は、登録した診察券画面を提示して「受付する」をタップまたは、院内に設置する受付用QRコードを読み込むことで受け付けが完了となる。しかし、新機能の搭載により、スマートフォンをかざすだけで受付が完了する「アプリ受付」と、決済が完了する「スマートE決済」がEPARKデジタル診察券に追加。スマートフォンをかざすだけで、受付と決済が可能になる。
同社が253の歯科医院へ行ったアンケート調査では、現金や診察券を介した「接触感染」を危惧し「院内にて非接触化強化の必要性を感じる」との回答は38%という結果となった。さらに、その必要性を感じた理由について、「お金を介した感染リスクは否定できない」や「感染リスクをなるべく減らすため」などの声があったという。
また、新型コロナ感染拡大以降、歯科医院における受付の「非接触化」を可能にするEPARKデジタル診察券の導入数は増加傾向にあり、接触感染を危惧する歯科医院での需要が拡大している。
加えて、EPARK歯科利用ユーザー1465名に行ったアンケート調査では、新型コロナの感染リスクを理由に歯科医院への通院を控えた人が46%を占め、さらに「受付、支払い時の接触機会が減ると安心する」と答えた人が68%となった。
同社によると、歯科診療件数は2020年4月の緊急事態宣言発令直後に減少、翌月には回復し、それ以降横ばいが続いているという。一方で、複数医院の診察券をアプリに登録することで非接触の受付が可能になるEPARKデジタル診察券アプリのダウンロード数は新型コロナ感染拡大以降、増加している。
そこで同社は、EPARKデジタル診察券に決済機能を追加した。なお、決済端末の初期導入費用は無償。決済手数料は「業界最安値」だとしているが、利用内容によって変動するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡