LINEを使った自治体向け学校連絡網サービス「SCHOOL CAST」--モビルスが提供

 モビルスは5月28日、コミュニケーションサービス「LINE」を活用した自治体向けサービスとして、保護者への学校連絡網サービス「SCHOOL CAST(スクールキャスト)」の提供を開始したと発表した。第1弾として大分県別府市に採用され、4月1日より別府市のLINE公式アカウント(@beppucity)で運用中だという。

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 このサービスは、市町村のLINE公式アカウント(地方公共団体プラン)を利用し、各地域において生徒(児童)の保護者へとLINEメッセージが送信できるシステム。配信対象は、学校・学年・クラス・部活などの単位で設定でき、自治体・学校による保護者へのスムーズな連絡を支援するという。

 同社は、自治体向けに道路の老朽化や公園器具の破損などの不具合通報や、ごみ分類・子育て相談などがLINEで簡単にできる「モビルス×LINE 住民サービス」を提供。さらに、福岡市のLINE公式アカウントでの避難行動支援機能の開発や、市川市のLINEによる住民への情報発信に携わるなど、自治体と住民のコミュニケーション活性や業務効率化に向けた取り組みを支援してきた。

 また、自治体のBCP(災害時の業務継続計画)対策の支援を目的に、AI電話自動応答システム「MOBI VOICE」を無償提供し、名古屋市などが採用しているという。なお、川口市では新型コロナウイルスワクチン接種の問い合わせ窓口にMOBI VOICEを活用している。

 そして今回、新たに学校連絡網サービスの提供を開始した。同社によれば、現在の学校連絡網はメールや専用アプリが主流となっているが、メールは通知に気づきにくい、情報を一覧で確認しにくいといった課題があると指摘。また、専用アプリには新たにインストールが必要で利用されにくく、アプリの保守も負担になっていると説明する。

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 そこで、LINE公式アカウントに対応したセグメント情報配信システム「MOBI CAST」のオプション機能として、学校連絡網システム「SCHOOL CAST」を開発した。このサービスでは、学校から保護者への情報配信のほか、既読確認やアンケートの実施、資料の配布などが可能。今後は、保護者から学校への欠席や遅刻連絡機能も搭載する予定だという。

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