Ford Motorは、電気自動車(EV)とコネクテッドカーを今後の主力事業にするため、2025年までに300億ドル(約3兆2718億円)以上の資金をバッテリ開発などEV関連技術へ投入するとともに、コネクテッドサービスを強化していくと発表した。さらに、2030年までに世界で販売する自動車の40%をEVにする目標を掲げた。
こうした取り組みは、EVとコネクテッドサービスの分野で先頭を走る自動車メーカーとなることを目指す事業戦略、「Ford+」の一環。2030年までのEV化率を全世界で40%としているが、欧州では2030年までにすべての乗用車をゼロエミッション対応のEVまたはプラグインハイブリッド車(PHV)にする計画。
コネクテッドサービスにも力を入れており、2021年末には約100万台が無線(OTA)アップデート可能な車になり、2028年にはこれが3300万台に増えるとした。自動車の診断データ活用で故障の検知や対策を迅速化し、顧客満足度の向上とコスト削減を目指す。AppleやAmazon.com、Google、百度(バイドゥ)の車載ソフトウエア対応も進める。
Ford+戦略の紹介ビデオ(出典:Ford/YouTube)
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