東急は5月20日、Unitoとともに、入居者が家に帰らない日は家賃がかからない、多拠点生活者向けのサービスアパートメント「Re-rent Residence 渋谷(リレントレジデンスシブヤ)」の賃貸を、6月25日に開始すると発表した。
本物件の「リレント機能」は、入居者が外泊時に自分の部屋をホテルとして貸し出すことにより、家賃が外泊数に応じて減額するシステムのこと。入居者は浮いた家賃で、ほかの場所での居住や宿泊が可能となる。
今回、渋谷を中心とした多拠点生活を想定し、入居者のライフスタイルに合わせて、「最短1カ月から契約可能」、「敷金・礼金・更新料が不要」といったフレキシブルな入退去の仕組みと、生活に必要な家具・家電などの設備を備えたサービスの提供を開始する。
入居者は、外泊日の3日前までにアプリ上で申請をすると、一定金額の家賃が減額される仕組み。入居者が外泊する際は、自己所有物を鍵付き収納に保管後、運営スタッフが清掃を行った上で宿泊者を募集し、部屋の貸し出しを実施する。宿泊者の利用がない場合でも、外泊数に応じた家賃の減額が適用される。
また、Re-rent Residence 渋谷には、80インチの大型プロジェクターとスピーカーによるホームシアターや、バーカウンターを設備した「CHILLルーム」、オフィスチェアやディスプレイ付きのミーティングデスクを設備した「WORKルーム」などの共有施設も含まれている。
なお、リレント可能日数は月15日以内で、初期費用に加え、共益費8000円/月、水光熱費+WIFI使用料1万5000円/月は別途発生する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」