Amazonは米国時間5月13日、米国とカナダで7万5000人の倉庫作業者と配送ドライバーを雇用する計画を発表した。同社によると、初任給の平均時給は17ドル(約1860円)以上。また、新型コロナウイルスのワクチンを接種して入社した従業員には、一時金も支払うという。今回の雇用には、6月に迫った年に1度のセール「Prime Day(プライムデー)」に向けて体制を整える狙いがある。同社をめぐっては4月、アラバマ州の1つの倉庫で労働組合結成を問う投票が行われたが、否決に終わっている。
「倉庫と配送業務全体で7万5000人を雇用する計画だ」と、Amazonのグローバルカスタマーフルフィルメント担当バイスプレジデントを務めるAlicia Boler Davis氏は発表の中で述べた。「新規雇用者には、初日から支給される素晴らしい給与と手厚い福利厚生に加えて、新型コロナウイルスのワクチンを接種済みの場合は100ドルを支給する」(同氏)
新型コロナウイルスのパンデミック中に、Amazonの労働条件を公に批判する従業員らが現れ、同社の労働環境に厳しい目が向けられるようになった。AmazonはAppleやFacebookなどの他のハイテク企業と同様に、消費者がパンデミック中の過ごし方としてオンラインショッピングの利用を増やしたことで、莫大な利益を得ている。このことは、パンデミック中はエッセンシャルワーカーとして位置付けられる多数のAmazon従業員が、注文を処理するために感染リスクを負わなければならないことも意味している。
Amazonは同日、オンサイトでのワクチン接種プログラムを拡大していることについても説明した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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