Appleが最近採用したばかりのAntonio Garcia-Martinez氏を解雇したという。Axiosが米国時間5月12日遅くに報じた。同氏は作家で、著書「Chaos Monkeys」の中に性差別的な内容があったことに怒った従業員らから、採用に反対する声が上がっていた。
Garcia-Martinez氏のLinkedInプロフィールによると、同氏はかつてFacebookで広告ターゲティングの製品マネージャーを務めており、4月にAppleの広告チームの新しい役職に就いていた。2016年に出版された著書のスクリーンショットがTwitterで拡散しており、そこにはサンフランシスコのベイエリアの女性について、「世慣れしていると主張している割には流されやすくて弱く、甘やかされていて世間知らずで、往々にしてクズばかり」と書かれている。
同氏の解雇に先立ち、2000人を超えるApple従業員が署名した、同氏の採用について調査を求める嘆願書が最近提出されていた。同氏はWIREDなどでも記事を執筆している。The Vergeがいち早く嘆願書を公開した。
「女性や有色人種に対する同氏の公開された見解が見落とされたり無視されたりした経緯に関する調査と、そのようなことが二度と起こらないようにするための措置の明確な計画を要求する」と嘆願書には書かれている。また、「Chaos Monkeys」の中の女性に対する特定の記述について、「Appleが掲げるインクルージョンとダイバーシティーの理念に真っ向から反する」とも記されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」